「ビッグスコア出そう?それは残念!」カン違いだらけのゴルフ英語(2)
4.「ショート」「ミドル」「ロング」はただの形容詞
日本ではPar3を「short hole(ショートホール)」、Par4を「Middle hole(ミドルホール)」、Par5を 「Long hole(ロングホール)」と呼びますが、英語圏では使われていません。なぜならそれぞれの言葉は、「short=短い」、「long=長い」といった形容詞の意味しか持っていないからです。 2023年の「全米オープン(ロサンゼルスCC)」でいちばん距離の長いPar3は距離が290ydでした(11番ホール)。この場合は、「It's a long Par3 hole」となり、逆に比較的距離の短かった15番のPar3は(124yd)、「It's a short Par3 hole」と表現できます。
5. 「暫定球打ちまーす」は英語でどう言う?
もし英語圏でプレーされる場合は「Provisional(プロヴィジョナル)」という言葉を覚えておきましょう。「暫定(球)」という意味です。「I’m going to hit a provisional ball(=暫定球を打ちます)」と言うとより丁寧ですが、「プロヴィジョナル」だけでもOK。ルール上、「プロヴィジョナル」という言葉を発しなくてはならないので、「I’m going to hit another one(もう一球打ちます)」だけだと不十分です。
6. 「フォアー!」の元の単語知ってますか?
ボールが隣のホールへ飛んでしまったときなど、大きな声で「フォアー!」と叫んで危険を知らせるのがマナーですが、この言葉は「前方」という意味の「Before(ビフォー)」から来ているので、発音としては「ファー」より「フォー」の方が近いです。日本でも英語圏でも「Fore!(フォー!)」と聞こえたら、気をつけてくださいね!