センバツ甲子園 組み合わせ抽選 長崎日大、早くも闘志 京都国際と初戦 2日目の第2試合 /長崎
◇河村主将「チャレンジ精神で」 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインであり、長崎日大は大会2日目(19日)の第2試合で京都国際と対戦することになった。 校舎の一室でパソコンを使って抽選に参加した河村恵太主将(2年)は、平山清一郎監督らが見守る中、「8」と書かれた封筒を選んだ。 プロ注目の好左腕・森下瑠(りゅう)大(だい)投手(2年)擁する強豪との対戦に、河村主将は「実績のあるチームと対戦できるのはうれしい。相手に胸を借りるつもりで戦い、チャレンジ精神を持って勝ちにいく。応援してくれている人に一つでも多く勝利を報告できるよう、57人全員で立ち向かいたい」と意気込んだ。 森下投手との対決を望んでいた百武伸選手(2年)は「京都国際と対戦したかったのでうれしい。森下君はすごい投手だと思うが、本塁打を打ちたい」と早くも闘志をむき出しにしていた。 平山監督は「久しぶりの甲子園なので、やってきたことを存分に発揮したい。相手は投打ともにレベルが高いが、チーム力で攻略したい」と初戦を見据えた。【長岡健太郎】 ……………………………………………………………………………………………………… ◆対戦校紹介 ◇京都国際 1947年に京都朝鮮中として創立。58年に京都韓国中に改称し、63年に高校が併設された。2004年には学校教育法の「学校」(1条校)に認可され、京都国際中学・高校として開校した。甲子園は21年春に春夏通じて初出場して1勝を挙げ、同年夏の甲子園は初出場ながら準決勝に進んだ。卒業生に曽根海成選手(広島)や上野響平選手(日本ハム)、韓国のプロリーグで活躍する申成鉉選手ら。 〔長崎版〕