安藤忠雄や隈研吾らの新作をチェック!世界各国で完成した日本が誇る有名建築家による注目の建築作品12
コロナ禍では旅行に行けず、海外の建築事情についての情報もあまり知り得ませんでしたが、その間にも数々のプロジェクトが進み、完成を迎えていました。ここでは、日本を代表する有名建築家が直近5年で手掛けた、海外の美しい建築をご紹介します。 【写真で見る】安藤忠雄に隈研吾も!海外で見られる日本の有名建築家による最新建築・2019~2024
1 【2024】オーディウム オーディオ ミュージアム〈隈研吾〉/韓国・ソウル
垂直方向に重なる2万本のアルミパイプが目を引くこちらは、韓国・ソウルにオープンしたばかりの「オーディウム オーディオ ミュージアム」。 音とオーディオシステムに焦点を当てながら、光、風、香りなど、すべての感覚を体験できるミュージアムで、建築設計は隈研吾さん、サインデザインは原研哉さんが担当しました。 地上5階、地下5階建て、11.009平方メートルにおよぶ館内では、トーマス・エジソンが蓄音機を発明して以降150年にもわたるオーディオシステムの歴史を紹介。 蓄音機やオルゴール、希少なLPなどが展示されています。 展示室の内部は音響を考慮して木材を使用しており、自然との親近感を醸成する空間を演出します。 所在地:6 Heolleung-ro 8-gil, Seocho District, Seoul, 韓国
2 【2024】1550 アルバーニストリートタワー〈隈研吾〉/カナダ・バンクーバー
高級ブランドのショップが立ち並ぶカナダのアルバーニストリートに新たに誕生した「1550 アルバーニストリートタワー」は、隈研吾さんによる40階建ての高層ビルです。 大きなカーブによって削られたかのような特徴的なフォルムは、この土地の都市的な要素と豊かな自然環境との調和を表現したもの。 光を反射するアルミニウムの外観が独特な存在感を示しながらも、内部の木材露出させることによってバルコニーを生み出し、柔らかな印象を与えています。 大きな開口によって自然光を多く取り込む館内には、隈建築が得意とする日本の伝統的な木組が効果的にあしらわれています。1階の苔に覆われたスペースでは、コンサートやパフォーマンスが行われ、地域の文化活動の一端を担っています。 所在地:Vancouver, BC V6G 2Z6,カナダ