『バルダーズ・ゲート3』来年配信のパッチ8で酔拳モンクなどの新サブクラス、協力プレイのクロスプラットフォーム化、フォトモードを追加
Larian Studiosが開発するRPG『バルダーズ・ゲート3』で、来年配信予定のパッチ8の内容が公開された。各クラスにひとつずつ新サブクラスが追加されるほか、オンライン協力プレイのクロスプラットフォーム対応、フォトモードの追加などが予定されている。 なおパッチ8では安定化させるためのストレステストを実施予定で、そちらは2025年1月初旬に実施予定となっている。 オンライン協力プレイがクロスプレイ化 テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に源流を持つ本作にとって、協力プレイは重要な要素。本作でも協力プレイ自体は搭載されていたのだが、同プラットフォーム間でのプレイに限定されていた。それがパッチ8ではクロスプラットフォームに完全対応する。 アップデートが適用されると、同社のアカウントを使用するLarian Networkを通じてフレンドをプラットフォームの垣根を超えてクロスプレイロビーに招待したり、空いているマルチプレイロビーを見つけて参加するといった事が可能になるとのこと。 12の新サブクラス 新サブクラスは、それぞれのクラスに新たな特化を与えるものとなっている。それぞれ個性的で、ビルド構築だけでなくロールプレイ的にも楽しそうだ。以下は筆者による概要。 ・バード College of Glamour 回復と魅了を使った職。仲間に5の一時ヒットポイントを与え、攻撃した敵を魅了状態にする“Mantle of Inspiration”などを使う。 ・バーバリアン Path of Giants 巨人の力を手に入れる。激怒で筋力とサイズが上がり、投げ攻撃に追加ダメージがつくほか、所持可能重量が増える ・クレリック Death Domain 死霊術特化のクレリック。死霊術系の3つの初級呪文(Cantrip)のほか、近くの死体を爆破する呪文などを覚える ・ドルイド Circle of Stars 星座の力を使うドルイド。アーチャー、聖杯、ドラゴンの星座の3つの力によって、ダメージ、回復、耐久力ロールのバフといった異なる役割を果たせる。 ・パラディン Oath of the Crown 法の原則を守ることを誓ったパラディン。仲間を守りつつ敵を挑発して妨害する ・ファイター Arcane Archer 魔法と弓矢の双方に長けたファイター。敵を1ターン追放したり、精神ダメージで盲目化を狙うといった攻撃が可能 ・モンク Drunken Master 酔拳モンク。インベントリーや各所に落ちているボトルから酒を飲み気ポイントを回復できる。敵を酔わせてバフを得るといったアクションも ・レンジャー Swarmkeeper クラゲ(追加電撃ダメージ)、蛾(精神ダメージ)、蜂(貫通ダメージ+ノックバック)の3種類の生物の群れを使いこなすレンジャー。またいずれもテレポーテーション能力を提供する ・ローグ Swashbuckler 海賊系のローグ。砂を投げつけて盲目化したり、武器を落とさせたり、近接攻撃中に機会攻撃させないパッシブなどを持つ ・ソーサラー Shadow Magic 影の力を使いこなすソーサラー。上級の暗視を持ち、暗い場所から暗い場所へと移動できる。犬の召喚やダウン状態を防ぐ能力も ・ウォーロック Hexblade シャドウフェルの魔法武器と契約したウォーロック。呪いの力により、倒した敵の魂を10ターン従わせる。召喚された魂は死霊ダメージによって対象の魂を割き、それによってウォーロックを回復する ・ウィザード Bladesinging 魔法と剣術を融合させたウィザード。新たなアビリティは超自然的な素早さや集中を与え、耐久力セーブにボーナスを得る フォトモードが登場 フォトモードはミニマップ近くのアイコン、またはPCのF9キー(家庭用ゲーム機版では両スティック押し込み)で利用可能になるとのこと。通常シーンでは、どのキャラを中央に持ってくるかや表示のオン・オフ、キャラのポーズにくわえ、レンズの設定、フレームやステッカーの貼り込みなどをアレンジできるという。 なおシネマティックカットシーンや会話シーンなどでは細かいエディットはできず、ポストエフェクトなどの調整に限定されるようだ。