“お見合い形式”でバンド結成!? 2人組ロックバンド・なきごと誕生秘話を語る
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。8月5日(月)の放送は、2人組ロックバンド・なきごとの水上えみりさん(Vo.&Gt.)をゲストに迎え、バンド結成の経緯や7月31日(水)にリリースしたセカンドアルバム『ふたりでいたい。』について伺いました。
◆バンドメンバーを増やさない理由
なきごとは、2018年に水上さんと岡田安未(おかだ・あみ/Gt.&Cho.)さんで結成した2人組ロックバンドです。「ギターデュオみたいに見られがちですが、たまたま集まった2人がギター&ボーカルとギター&コーラスだっただけというか。なきごと自体はバンド編成で、ライブもベースとドラムのサポートメンバーを入れて活動しています」と水上さん。 すると、れなちが「メンバーを増やそうとは思わなかったんですか?」と素朴な疑問をぶつけると、水上さんは「まず2人でバンドの基軸を固めてから、メンバーを増やしていこうと話していたんですけど、活動を続けていくうちに2人がしっくりきているなって(笑)」と言います。 また、岡田さんとの出会いを伺うと「『ギター探しているならどう?』ってライブハウスの店長さんに紹介されて……要は“お見合い”みたいな感じです」と笑います。結成当時は2人とも20歳前後と若く、ぶつかることも多かったそうですが、「今はいい意味で気を遣いながら活動できていると思います」と話していました。
◆歌は何百年後も残るもの…歌詞へのこだわり
なきごとは7月31日(水)にセカンドフルアルバム『ふたりでいたい。』をリリースしました。今作を聴いたれなちは特に歌詞が気になったと言い、「どれも日記のような歌詞で“どうやって書いているんだろう?”とすごく気になりました!」と感想を伝えます。 これに水上さんは、「まず、そのときに思っていたことや誰かに話したかったことなどをメモに書き起こして、そこからメロディーと歌詞を一緒に考えながら、最後にコードをつけて曲にしています」と解説。 さらに、「“歌”というのは、何十年、何百年、それこそ自分がいなくなっても残るものだと思っているので、言葉に責任を持ちたいなと思って。例えば、誰も傷つけない言葉を使いたいんですよ。なので、基本的にはシラフで書いています」とも。 またリスナーからも、アルバムに関するメッセージが多く寄せられました。そのなかで「曲間の秒数に絶妙な変化があった気がしました」とのメッセージを紹介すると、「前作もそうなんですけど、まさに曲間にはすごくこだわっています! ライブのときの“間”みたいなものを表現したくて、例えば、早い曲の後にローな曲がきてもナチュラルに聴けるように(考えています)」と熱弁。 そして、なきごとは現在ワンマンツアー「なきごと 2nd Full Album Release Tour 2024」を開催中。11月30日(土)東京・Spotify O-EASTでのファイナル公演まで全国各地を巡ります。最後に水上さんは、このライブについて「8月3日(土)から始まったツアーなんですけど、演出もいろいろ考えているので、すごく最高の1日になると思います!」と力を込めていました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年8月5日(月)放送より)