【一挙プレビュー】J1は開幕から2戦連発の荒木が好調なFC東京と武藤が復帰した神戸が激突! J2は横浜FCが連勝スタートの山形をホームに迎える | Jリーグ
3月10日
13:00 ベガルタ仙台 vs 水戸ホーリーホック(J2) 2-1で逃げ切った仙台は今季初勝利。森山佳郎監督にとっては、うれしいJリーグ初勝利となった。アウェイ2戦で4ポイントを積み上げ、待望のホーム開幕戦に迎えるのは昨季シーズンダブルを喫した水戸。リベンジを期して臨む一戦では前節攻守両面で存在感を放ったDF菅田真啓に注目したい。 水戸は甲府に敗れ、開幕2連勝とはならず。とはいえ終盤の猛攻で1点差に迫るなど、敗戦の中で手にした収穫は少なくない。多くの新加入選手が早速試合に絡んでいるが、注目はFW久保征一郎。スーパーボレーを叩き込んだ前節同様、前線での迫力あるプレーに期待が懸かる。 13:05 北海道コンサドーレ札幌 vs 浦和レッズ(J1) 札幌は開幕2試合を終えて無得点。攻撃的なスタイルを標榜するチームにとって、ここまでは消化不良感が漂う。それでも、九州での連戦を終え、今節はようやくホーム開幕戦。前節痛恨のPK失敗があったMF浅野雄也、4年ぶりにかつての本拠地に戻るFW鈴木武蔵ら、前線の奮起に期待したい。 浦和は前節、終盤のPKで追いつき辛くもドロー。新監督の下で、いまだ内容・結果ともに手応えを得ることはできていない。キーマンは今節J1通算100試合目を迎えるMF伊藤敦樹。[4-1-2-3]のインサイドハーフを務める今季、持ち味の推進力を生かし、ゴール前に飛び出す局面を数多く作りたい。 14:00 藤枝MYFC vs 大分トリニータ(J2) 藤枝は前節0-4で敗戦。“ボール保持を放棄しないサッカー”を追求する上で、相手の圧力をどのようにはがしていくかが今節のポイントとなりそうだ。注目は昨季の9得点中6得点をホームでマークしているFW矢村健。2試合連続で無得点に終わったチームを救うべく、今季初ゴールを狙う。 大分は2試合連続のドロー。GK濵田太郎がPKストップの活躍を見せ、勝点1をもぎ取った形となった。昨季、藤枝に対しては2試合いずれも完封勝利。8月の対戦では高い位置でのボール奪取から決勝ゴールが生まれており、今回も連動した前からの守備で好機を創出したいところだ。 14:00 ファジアーノ岡山 vs レノファ山口FC(J2) 2連勝を狙った岡山だったが、前節は最後に落とし穴が。ラストプレーで同点ゴールを許し、勝点1の積み上げにとどまった。昨季リーグ最多タイの19引き分けを記録したことからも、勝ちきる強さを求めたいところ。昨季2試合ともに追いつかれて引き分けた山口戦で再び真価が問われることになる。 山口はホーム開幕戦で今季初勝利をマーク。岡山同様、2試合で勝点4として今節に臨む。注目選手はCKから先制ゴールを演出したDF新保海鈴。昨季J3で8アシストを記録した実力をさっそく発揮しており、左サイドからの正確なクロスは“志垣レノファ”のストロングポイントとなりそうだ。 14:00 V・ファーレン長崎 vs 清水エスパルス(J2) 長崎は前節1-2で敗戦。ただ、MF松澤海斗のクロスにFWエジガル・ジュニオが合わせて一矢を報い、途中投入の選手が結果を残したことはポジテイブな材料となった。清水には昨季1分1敗。いずれも試合終了間際に失点して勝点を落としたが、サポーターの後押しを味方に今度こそ勝利をつかみたい。 清水は開幕2連勝を達成。アカデミー育ちの“新キャプテン”FW北川航也が2得点を挙げたことで、勢いはさらに加速するはずだ。3連勝へのキーマンは前節に再三のファインセーブを見せたGK権田修一。FWフアンマ・デルガドら強烈な個を持つ相手攻撃陣の前に、絶対的守護神が立ちはだかる。 15:00 愛媛FC vs ロアッソ熊本(J2) 愛媛は前節、清水に0-2で敗戦。とはいえ狙い通りのショートカウンターから決定機を作る場面もあり、少なくない収穫を手にした。注目は昨季J3最多タイの10アシストを記録したMF茂木駿佑。そのうち8つがFW松田力へのアシストであり、J2の舞台でもホットライン開通に期待が懸かる。 熊本は前節に悔しいドロー。FW石川大地のゴールで先制したものの、90+3分に同点弾を許してしまった。開幕節では1-2の逆転負けを喫しており、カギを握るのはやはり“2点目”。1ゴール1アシストと、ここまでチームの全得点に関与しているMF豊田歩の左足に懸かる期待は大きい。 17:00 ザスパ群馬 vs ジェフユナイテッド千葉(J2) 群馬は2試合連続で1-1のドロー。追いつかれた第1節とは異なり、前節は終了間際にFW佐川洸介が同点ゴールをねじ込み、勝点1を拾う形となった。その劇的な展開を演出したのは失点を最小限に抑えた守備陣。今節もGK櫛引政敏を中心に、好調な相手攻撃陣を封じ込めることができるか。 千葉は藤枝を4-0で下して今季初白星。攻守にわたって積極的なプレーが光り、小林慶行監督も納得の快勝を収めた。『正田醤油スタジアム群馬』は昨季第41節、鮮やかな逆転勝利で昇格プレーオフ進出を決めた場所。手応えと良いイメージを携え、再び3ポイントを持ち帰りたい。