上野のパンダ2頭が中国へ…“突然の別れ”惜しむ声 レンタル代は年1億円 日本のパンダ、今後は?【#みんなのギモン】
■日本で見られるパンダは6頭に
桐谷キャスター 「お別れは寂しいですが、今後どんどんパンダには会えなくなっていってしまうものなんですか?」 山崎アナウンサー 「去年はシャンシャン、今年はリーリーとシンシンが帰国ということで、来週から上野動物園で見ることができるパンダは双子の2頭、シャオシャオとレイレイだけになります」 「現在、和歌山のアドベンチャーワールドには良浜(ラウヒン)、結浜(ユイヒン)、彩浜(サイヒン)、楓浜(フウヒン)のメス4頭がいるので、日本で見ることができるのは6頭になります」 陣内キャスター 「もっといると思っていました」 山崎アナウンサー 「そうですよね。ちょっと意外かもしれません。(6頭のうち)上野のシャオシャオを除いて全てメス。シャオシャオとレイレイは双子なので、このままだと子どもが生まれない、繁殖ができない状況です」
■「友好の証」で日本にパンダを贈呈
山崎アナウンサー 「日本のパンダを振り返ると、1972年に上野動物園に中国から初めてジャイアントパンダのカンカンとランランが来ました。陣内さんは8歳の時ですね」 陣内キャスター 「このニュースを見ると何かしら思い出しますが、はっきりとは覚えていないですね」 山崎アナウンサー 「この1972年は日中国交正常化が実現し、『友好の証』として日本にパンダが贈呈されました。その後、パンダにはレンタル料がかかるようになりました」
■2頭のレンタル代は毎年1億円ほど
山崎アナウンサー 「東京都によると、現在その額は非公表ですが、2011年から10年間、2頭のパンダのレンタル代として毎年95万ドルを中国に支払っていたということです。2020年頃のレートで換算すると、約1億円ということになりました」 森アナウンサー 「経済効果を考えると、(1億円は)決して高い額ではないんじゃないでしょうかね」 鈴江アナウンサー 「経済効果もそうですし、パンダを見ると純粋に幸せな気持ちになります。中国と日本の草の根での交流ということで、いい形でこれからもパンダ外交が続いたらいいなと思いました」 山崎アナウンサー 「これまで大変な責任も担ってきたパンダですし、どうしても別れは来てしまいますので、その時間も大切にしていきたいと思います」 「リーリーとシンシンが日本で見られるのは、27日を含めてあと2日です。大変な混雑が予想されますので、公式SNSなどを確認するようにしてください」 (2024年9月26日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)