上野のパンダ2頭が中国へ…“突然の別れ”惜しむ声 レンタル代は年1億円 日本のパンダ、今後は?【#みんなのギモン】
■7歳を迎えたシャンシャンの所有権は?
山崎アナウンサー 「去年中国に返還されたのがシャンシャンです。今年6月に中国で7歳を迎えたシャンシャンの映像があります。日本生まれですが所有権は中国にあり、日本にいるパンダは全てレンタルという形です。研究のために日本に貸し出されている状況にあります」 森アナウンサー 「レンタルは決まっていることですが、いつか中国に帰らないといけないということで、寂しがっている方はいるでしょうね」 桐谷キャスター 「なぜこのタイミングで、シャンシャンの両親にあたる2頭が返還されることになったんですか?」
■去年秋から2頭とも高血圧の症状
山崎アナウンサー 「東京都によると大きな理由としては、高齢と病気です。2頭は今年19歳を迎えました。この19歳は人間に当てはめると60歳ほど。去年の秋からは2頭とも高血圧の症状が確認され、血圧を下げる降圧剤の投与を続けているということです」 「東京都・中国野生動物保護協会によると『現在は重篤な状況ではないが、健康なうちに中国に帰国させ、生まれ育った環境で治療を受けさせることが望ましい』として、返還が決まりました」 鈴江奈々アナウンサー 「リーリーやシンシンにとっては故郷ですからね。そういった場所でまた元気になれるといいですね」
■ファンからは別れを惜しむ声が続々
山崎アナウンサー 「それぞれのファンからは『突然のお別れにまだ整理がつきません』『かわいい子どもたちに会わせてくれてありがとう』『たくさん幸せを分けてもらって感謝しかない』『ずっといてくれると思っていた』と、別れを惜しむ声が上がっています」 森アナウンサー 「パンダのファンの皆さんが多いのは分かっていますが、この一言一言に愛がほとばしっていますよね」
■一部のファン、リーリーは「~ない男」
山崎アナウンサー 「人気者のパンダのうちお父さんのリーリーは、優しくおっとりとした、マイペースな性格です。一部のファンからは『~ない男』と呼ばれていたそうです」 陣内キャスター 「笑わない男ですか?」 山崎アナウンサー 「ラグビー(日本代表)の稲垣啓太選手もそう評されていました」 桐谷キャスター 「お腹がいっぱいにならない男?」 鈴江アナウンサー 「諦めない男。子育てでも何でも…」 山崎アナウンサー 「正解は“待たせない男”です。今上野のパンダを見るには大行列ができ、長時間待ちの世界です。夫婦にシャンシャンが生まれ、コロナ禍になると、とにかく長い時間並んで待たないといけませんでした」 「その中でもオスのリーリーだけは別枠で公開されていたので、待たずに見られたということです。学校の遠足でもパンダを見ることができる、唯一の存在。ファンにとってはありがたい存在でした」