上野のパンダ2頭が中国へ…“突然の別れ”惜しむ声 レンタル代は年1億円 日本のパンダ、今後は?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
上野動物園のジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」が29日、高齢と病気のため中国に返還されることになり、ファンからは別れを惜しむ声が相次ぎます。中国からレンタルをしている日本国内のパンダは今後6頭となりますが、繁殖は難しい状況です。 *Podcastできく*上野のパンダ2頭が中国へ【#みんなのギモン】 そこで今回の#みんなのギモンでは、「今週末返還へ 上野パンダ今後は?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●愛され13年…突然の別れ ●どうなる? 日本のパンダ事情
■JR上野駅の電光掲示板にメッセージ
山崎誠アナウンサー 「季節の変わり目は別れの季節ということで、センチメンタルな気持ちでお伝えします。上野動物園のパンダ、リーリーとシンシンが29日をもって中国に返還されることが決まっています」 「26日、JR上野駅の電光掲示板には『リーリー シンシン 今まで本当にありがとう』というメッセージが流されていました」 パンダを見に来た夫婦 「いつも(電光掲示板に)出してくれるので、その度に撮りに来る」 「きょうも朝7時から(パンダの列に)並んでたんですけど」 「不忍池の向こうの方まで、一体どこが(行列の)最後なのかなと」
■26日は待ち時間「150分」も
山崎アナウンサー 「リーリーとシンシンを日本で見られるのは26日を含めて残り3日となりました。26日は平日にもかかわらず、午前11時には待ち時間150分という発表がありました」 森圭介アナウンサー 「それだけ、一目見たいという方が大勢いたということなんですね」 桐谷美玲キャスター 「私の母がパンダ大好きで、リーリーとシンシンに会えなくなるのをすごく寂しがっています」
■2011年に来日、4頭の子どもを出産
山崎アナウンサー 「好きな方が多いですよね。28日が最終観覧日、翌29日に返還されるのが、リーリー(オス)とシンシン(メス)です。この2頭は2011年に日本に来て、4頭の子どもが生まれました」 「最初の子どもは2012年。残念ながら生まれて1週間ほどで死んでしまいましたが、2017年にシャンシャン(メス)が生まれました。2021年には双子のシャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)が誕生。こうして生まれるたびに、パンダフィーバーが起きていました」 陣内貴美子キャスター 「上野のすぐ近くの湯島にある会社に勤めています。(パンダの子どもが)生まれるなど、何かあると上野の街を挙げて盛り上がっていたんですよ」