おひとりさま「手取り収入から貯蓄に回す割合」関東か関西どちらが多い?年代別の比較も
年代別だと手取り収入に対する貯蓄の割合はどうなるの?
日本では年功序列賃金制度を取り入れている会社が多くあります。 年齢が高ければ高いほど手取り収入も増えるため、貯蓄に回せる割合も増加しそうに思えますが、実際のところはどうなのでしょうか。 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、年代別の手取り収入に対する貯蓄の割合は次の表のようになっていました。 表に掲載している割合は、すべての地方の情報をまとめたうえで算出しています。 平均を見てみると、40歳代と50歳代を境に貯蓄の割合が減少しているのが印象的です。 40歳代では貯蓄に回さなかった世帯が29.8%であるのに対し、50歳代では38.9%にまで増えます。 その後、60歳代や70歳代になるにつれ47.1%、56.6%と増えます。 70歳代では年金生活に入っているシニアも多いことから、貯蓄に回す世帯は半数にも満たないことがうかがえます。
みんなはいくら貯蓄しているの?貯蓄額を年代別に紹介
単身世帯の手取り収入に対する貯蓄の割合の全国平均は、13%でした。 それでは具体的に、いくらの貯蓄ができているのでしょうか。 ここでは金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」をもとに、株式や保険などを含む金融資産の保有額と、そのうち預貯金に充てている金額を年代別に紹介します。 【年代:金融資産保有額(うち預貯金)】 ・20歳代:176万円(87万円) ・30歳代:494万円(218万円) ・40歳代:657万円(250万円) ・50歳代:1048万円(374万円) ・60歳代:1388万円(691万円) ・70歳代:1433万円(570万円) ・全国平均:871万円(370万円) 表に掲載している金額は、金融資産を保有していない世帯も含んだデータです。 資産形成を始めるときは、まずは同年代の平均を目標にしてみるのも良いかもしれませんね。