17年越しのリベンジ!? 坪井慶介氏がカカとの再戦!「今日はやらせないよ!」
「ダイヤモンドカップ・オブ・レジェンド」が11月27日、ニッパツ三ツ沢球技場で開催された。FIFAワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグ、EUROなど数々の名誉あるタイトルを手にした世界最高峰のプレイヤーたちで構成された「ワールドレジェンズ」と、日本代表として世界と戦ってきた「Jクラシックス」が一夜限りの競演を果たした。約7000人が会場で見守った一戦は白熱した展開の末、4-3でワールドレジェンズが勝利を収めた。 【フォトギャラリー】ワールドレジェンズvsJクラシックス試合風景 「かなりしつこく行きました(笑)」 そう話したのは、Jクラシックスでフル出場を果たした元日本代表で浦和レッズに2002年から2014年まで在籍した坪井慶介氏だ。17年ぶりに対戦した元ブラジル代表でACミランに所属していたカカ(ブラジル)との再会について「彼がどれくらい覚えているか分からないけど、試合前に並んだ時に挨拶をして、なんとなく『この坊主、見たことあるぞ』みたいな感じだった(笑)」と振り返った坪井氏。2007年のFIFAクラブワールドカップ準決勝では、カカに振り切られてゴールライン深くまで侵入され、セードルフへのアシストを許した苦い経験がある。「スピードでは追いつけるけど、緩急の上手さがすごかった」と当時を回想した。 しかし、この日は「『今日はやらせないよ』と思いながら前半はカカのところを少し空けて、ボールを持ってドリブルして『こないかな』と狙っていた」(坪井氏)と、17年ぶりのマッチアップを余裕を持ちながら楽しんだ様子だった。 最後に坪井氏は「こういうイベントは本当にいいと思う。これが続いて広がっていけば、もっと盛り上がるんじゃないかな」とコメントし会場をあとにした。 試合後もサッカー界を彩ったスター選手たちには、ファンから大きな拍手と歓声が送られた。サッカー史に名を刻むレジェンドたちが、多くのファンに特別なひとときを提供した。 (文・写真=古部亮)