【阪神JF】ランフォーヴァウ迫力満点!CWラスト11秒1、福永師びっくり「余裕ある中でこの時計」
福永厩舎期待のランフォーヴァウが迫力満点の動きでG1獲りへ態勢を整えた。最終追いはCWコースの半マイル追い。レッドダンルース(4歳2勝クラス)を2馬身追走し、ラストはいっぱいに追われた。力強く前脚をかき込み、鋭く加速。僚馬を一瞬にして突き放し2馬身先着した。ラスト1Fは11秒1の好時計。手綱を取った小崎は「加速はスムーズでした。自分から動いていたし大したものですね。かわしてからも集中していた」とポテンシャルの高さに目を丸くした。 1週前追いはCWコースで6Fから長めに負荷をかけ、オープン馬のレオノーレ(5歳)と意欲的な併せ馬を消化。G1に向けて入念に乗り込んできた。福永師は「動きのクオリティーが高く、今週も思った以上に速いタイム。それも余裕のある中で、この時計が出た」と驚きを隠せない。 デビュー2戦はゲートで立ち遅れたが、前走のデイリー杯2歳Sはスタートを決めて好位の4番手をキープ。上がり3Fは最速33秒7の脚を繰り出して快勝した。指揮官は「いいスタートを切れて、非常にいい内容で進められた」と振り返る。京都で連勝。同じ舞台の重賞を制した経験は大きなアドバンテージになる。 福永厩舎は3月に開業。他厩舎から引き継いだ馬も多い中、同馬は5月の千葉サラブレッドセールで師自らが選び、育ててきた1頭。「最初から携わって、こんなに早くから重賞を勝ってくれるとは思わなかった。こちらが期待した以上に順調にこられている」と高く評価。厩舎期待の2歳馬が重賞Vの勢いに乗って、世代の頂点へと突き進む。