ドラフト前日会議に出席した広島・新井監督。当日のクジは右手で引く

　ドラフト会議を前日に控えた広島は23日、都内でスカウト会議を行った。新井貴浩監督（47）も参加した会議では、すでに1位指名を公表している明治大・宗山塁内野手（21）を指名し、他球団と競合となれば、交渉権獲得を抽選で行う運びとなるが、その際は前年に引き続き〝クジ引き役〟として、新井監督を抽選役として送り込むことも決定した。 　2年連続で大役に任命された指揮官は「スカウト陣からも『よろしくお願いします』と何回も言われました（笑い）。おそらく昨年よりも、多分、競合は増えると思いますので、しっかりと今日、睡眠をとりたいと思います」と明日の〝本番〟を見据えた。 　昨年のドラフトでは、1位指名で青学大（当時）・常広羽也斗を指名し、楽天と競合となり、新井監督が抽選役として登場し、見事、交渉権確定の「当たりクジ」を引き当てた。 　当日は昨年同様、球団カラーの赤色のネクタイを着用することを明言しつつ、決まっていることは、昨年同様、抽選時の抽選箱には「右手」で臨むことぐらい。「ゲンは私は、ゲンを私はあまり担がないので。今年も『力』で引きたいと思います」と不敵な笑み。当日はナゾの〝念力〟で意中の恋人との縁を成就させるつもりという。