【「トクバイ」がブラックフライデー調査】50.9%が「買い物したい」32.1%が「ECサイトで」
くふうカンパニーグループは11月11日、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」において、秋のセールイベント「ブラックフライデー」の盛り上がりを受けて、全国のセールやイベントのチラシ情報を集めた「ブラックフライデー 特設ページ」を公開する。これに伴い、ブラックフライデーに関する調査を実施し、その結果を公開した。「トクバイ」ユーザーのおよそ半数が2024年のブラックフライデーのセールで買い物をしたいと回答し、買い物したい場所のトップは「スーパーマーケット」なことなどがわかった。 【<図表5点>ブラックフライデー調査の結果】 くふうカンパニーグループが運営する「トクバイ」は、食品スーパーマーケットをはじめ、さまざまな業態の小売店のチラシ・買い物情報を掲載しているサービス。パソコン・スマートフォンから無料で閲覧でき、掲載店舗数は7万2000店以上。30~50代の女性を中心に月間1600万人以上に利用されている(2024年1月時点)。 11月11日には、全国の「ブラックフライデー」関連のチラシ情報が閲覧できる「ブラックフライデー 特設ページ」を公開する。アメリカ発祥のセール「ブラックフライデー」は日本でも秋の風物詩として定着しつつある。 2023年のブラックフライデーセールは小売り店舗、ネットショッピングともに好調だったことから、2024年の「ブラックフライデー」も盛り上がりが予想されるとし、Webメディア「トクバイニュース」においてもブラックフライデーをお得に楽しむヒントを公開している。11月1日~12月2日にかけて、3つのブラックフライデー関連キャンペーンも開催する。 さらにこのほど、「トクバイ」ユーザー5907名、並びに全国のスーパーマーケットをはじめとする「トクバイ」導入企業56社を対象に「ブラックフライデー」に関する調査を実施した。「トクバイ」ユーザーへの調査の実施日は10月4日~10月11日、「トクバイ」導入企業への調査の実施日は10月2日~10月25日。 「トクバイ」ユーザーに、2024年の「ブラックフライデー」のセールで買い物をしたいかたずねたところ、50.9%が「買い物をしたい」と回答した。 「ブラックフライデー」の買い物で使う予算に対する問いでは、「5000~10000円」が33.1%と最も多かったが、数万円を超える予算を想定している人が一定数いたため、平均予算は1万4911円とだった。 「ブラックフライデー」で買い物したい場所をたずねた問い(複数回答)では、「スーパーマーケット」が77.6%ともっとも多く、「ドラッグストア」(46.9%)、「ホームセンター」(32.3%)と続いた。日本においては、ブラックフライデーはECサイト(ネットショッピング)のイベントから波及したが、現在は実店舗のイベントとしても認識・期待されていることがうかがえる結果となった。 「ブラックフライデー」で買い物したいものをたずねた問い(複数回答)では、「食料品・飲料品」が80.2%ともっとも多く、次いで「日用品」(67.9%)、「生活雑貨」(57.0%)という結果となった。「日用品や消耗品をまとめてお得に購入したいから」「もらえる特典(ポイントやクーポンなど)があるから」などの理由が挙がり、特別に大きなものを購入するよりも、毎日の生活を少しお得に楽しむイベントとして捉えている生活者が多いことがわかった。 「ブラックフライデー」で買いたいという気持ちになる割引・キャンペーンについてたずねた問い(複数回答)では、「〇〇%引き」84.9%と多くの回答を獲得した。2位には「〇〇円引き」(48.8%)が続き、具体的な値引き額・率の提示が人気を集めた。 一方、「ポイント〇〇倍」は38.4%で3位の回答数、「〇〇ポイント付与」も24.7%で6位の回答数を獲得しており、ポイントプログラムの統合やキャッシュレス決済率の上昇も後押しとなり「ポイ活」がぐっと身近になった2024年は、値引きだけでなくポイント特典に魅力を感じている人も一定数いることがわかった。 「トクバイ」の導入企業に、2024年の「ブラックフライデー」期間にセールやイベント施策を行う予定かをたずねたところ、「実施する」が53.6%と、回答企業の半数以上が予定していることがわかった。 具体的な販促施策としては、ブラック(黒)にちなんだ「黒い商品」、「目玉商品」などのセールに加えて、「ポイントアップ」「お楽しみ袋」など、値引き以外での多彩な施策案が挙がった。
日本ネット経済新聞