副業で「月2万円」の収入のある会社員。条件によっては「失業保険」を受け取れない場合も!? 注意が必要なポイントを解説
月2万円程度の副収入のケース
月に2万円程度の副収入がある場合は、失業保険を受給できるよう、下記の点に注意しましょう。 ・収入の変動 前職の賃金や年齢によって異なりますが、副業の収入が月によって大きく変動すると、1日に受給できる失業保険が減額されることもあります。 ・副業のかけ持ち 複数の副業を掛け持ちしている場合、それぞれの収入や就労時間を合算して考える必要があります。合計で月2万円を超えないよう注意しましょう。
失業保険受給時の副業に関する注意点
失業保険を受給しながら副業をする場合、以下の点に特に注意が必要です。 ・収入を申告する 副業による収入は、金額の多少に関係なく必ず申告しましょう。申告しないと不正受給と見なされ、罰則の対象となる可能性があります。 ・失業認定日時点での確認 ハローワークでの失業認定日に、副業の状況を正確に報告することが重要です。就労日数や収入額、就労時間などを記録しておき、認定日に漏れなく伝えます。不明な点があれば、その場で職員に質問するのも良いでしょう。 ・副業収入による失業保険の減額可能性 副業の収入が一定額を超えると、失業保険の給付額が減額される場合があります。
正しく申告し、正しく受給する
副業をしていても、条件を満たせば失業保険を受給できる可能性はあります。ただし、副業で得た収入は必ず申告することが重要です。就労時間や収入額が増えた場合は、速やかにハローワークに相談しましょう。 副業を始める際は、本業に影響しないよう健康面にも十分注意を払うことが大切です。より安定した生活を送ることができるよう、副業を行いましょう。 出典 厚生労働省 雇用保険制度 Q&A~事業主の皆様へ 厚生労働省 東京労働局 離職された皆様へ 執筆者:西村りえ 2級ファイナンシャルプランナー、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部