石破首相が招いた「保守層の離反」失望深まった党総裁選 安倍氏の戒め「築城3年、落城1日」築いた自民党の基盤が早くも揺らぐ
「築城3年、落城1日」は、安倍氏が政権運営の戒めにしていた言葉だ。7年8カ月の長期政権で堅固に築かれた自民党の基盤は、石破政権が1カ月もたたずに早くも揺らぐ。
だが、自民党総裁選を機に表面化した「日本政治の断層」はこれだけではない。
新田哲史(にった・てつじ) 報道アナリスト。株式会社ソーシャルラボ代表取締役。1975年、横浜市生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞記者、ニュースサイト「SAKISIRU」編集長などを経て、現在は企業や政治関係者の情報戦対応を助言している。著書に『蓮舫vs小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(ワニブックス)など。