海王星の「理想」、土星の「現実」がぶつかり合う時代に。その中で、草花のようにしなやかに揺れながら、自分にとってベストな答えをどう見つける?【鏡リュウジ・水晶玉子】
争いや戦いは2025年に決着がつき、2026年にひと段落する予感
水晶 東洋の占いでも「揺らぎ」は2025年のキーワードです。2025年の干支は「乙巳(きのとみ)」で、「乙」は草原に広がるしなやかな草花、「巳」はなめらかに蛇行する蛇。また、オリエンタル占星術では「柳宿」の年で、柔らかく揺れる柳の枝のイメージを持ちます。「こっちかな、あっちかな」と揺れながら前進していく年なので、振れ幅が大きい時ほど、「今、自分は可能性を広げているんだ」と思ってほしいです。 鏡 2025年の前半は木星が双子座に入っているから、振れ幅はより大きくなりそうですね。「あっちもこっちも両方楽しい」でいいのかも。それに2026年くらいになると、天王星、土星、冥王星がいい角度をつくるので、その頃にはちょうどいい”真ん中“に落ち着くんじゃないでしょうか。フランスの有名な占星術家、アンドレ・バルボーも、2026年は世界的に調和がとれる時になるかもしれないと話しています。 水晶 十干でも、争いや戦いは「庚」(かのえ)の年に始まり、5年後の「乙」の年に終わることが多いんです。多少のズレはありますが、源平合戦、関ケ原の戦い、第二次世界大戦もそう。前回の「庚」の2020年に始まったさまざまな混乱や戦いも、2025年に決着がつき、2026年には落ち着いてほしいです。
2025年春までの、西洋&東洋のラッキーデーはいつ?
水晶 2025年前半(6月10日まで)は、幸運の星・木星が、コミュニケーションを表す双子座にいるので、たくさんの人と関わり、楽しくにぎやかに過ごせそうですね。西洋占星術のラッキーデーはいつですか? 鏡 1月31日は風通しがよくなるので、いいビジョンが浮かびやすいです。人間関係も良好で、万事うまくいくイメージ。3月23~24日は相手のことを強く思えるエモーショナルな時で、愛情や情熱が復活する機運も高まります。4月6~7日は相手と深くつながれて、その喜びを現実の出来事につなげていける時。優しい思いやりの気持ちを示すと、素敵な幸運につながっていくはずです。東洋の幸運日はいつですか? 水晶 年内は12月26日です。天赦日、一粒万倍日、甲子が重なる大吉日で、運のサイクルが切り替わる甲子が巡るため、お正月より少し早く気持ちが改まるような出来事があるかもしれません。この日までに大掃除など、やるべきことを終わらせておくといい年越しを迎えられると思います。新年は3月10日で、天赦日、一粒万倍日、寅の日が重なり、2025年前半で一番の幸運日。どんなことでもいいので、2025年にチャレンジしたいことをひとつ行動に移しし、運気に勢いをつけてほしいです。
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