「死ぬかと思った」ほぼ垂直!?な山の難所に大苦戦!簡単おいしい山ごはんレシピもご紹介【作者に聞く】
――無趣味で無気力な干物女の私ですが…「ゆる登山」にハマって抜け出せなくなりました。 【漫画】本編を読む 平凡な毎日を送っていたのに、ある日突然「登山」に目覚め、ゼロから「山登り」を勉強!「山女子」として活動する日常をかわいいイラストにして発信しているイラストレーター兼漫画家のありを(@arichon_official)さん。 ウォーカープラスでは、「ゼロから山女子はじめてみました」と題し、ありをさんが「山女子」として日常を送る実録漫画と、登山に興味がある方必読の「山登り知識コラム」を全編描きおろしでお届けします。 体力がなくても!友達がいなくても!大丈夫。この漫画を読めば山登りの知識も魅力も全部マルっとわかるはず!ゆるーく「山登り」はじめてみませんか? ――鎖場に挑戦するタイミングを見分けるポイントはありますか? 鎖場含め、ロープ・ハシゴなどが設置されているような岩場・急斜面を登る際は、途中で恐怖を感じても降りることが難しいため、登りきる覚悟が必要だと思います。私は、石鎚山の鎖場を登れるか自信がない状態で挑戦してしまったこともあるので、甘い考えだったし危なかったなあと反省しています…。 ですから、「登りきる覚悟も自信もある」と確信してからの挑戦が望ましいです。 ――読者の皆さんにぜひおすすめしたい、簡単でおいしい山ごはんのレシピがあればいくつか教えてください。 【スープパスタ】 私が最初に作った山料理です! 1:ジップロックに折ったパスタと水を入れたものを登山前に準備しておきます(登山中にパスタに水を吸わせておきます)。 2:パスタを水ごと火にかけます。 3:市販のパスタの素やシチューのルーなどで味付けします(キューピーのあえるパスタソースが便利です)。 4:シーチキンやカルパス、カニカマなど、好きな具材をのっけて完成! 【鍋】 1:鍋用の野菜セットと水を火にかけます。ほかに好みの具材も入れます(カニカマ・練り物など)。 2:鍋キューブ(味の素)やプチっと鍋(エバラ)で味付けし、野菜に火が通ったら完成! 3:締めに乾麺を入れても最高! 【冷麺】※火で調理しない 1:水でほぐすだけで食べられる市販の麺に、氷と水を入れて麺をほぐします(氷は保冷ボトルで山に持っていく)。 2:具材をのせて完成!冷麺におすすめの具材は大葉・梅干し・鰹節・カニカマ・ハムなど。 カニカマが好きすぎて、全部のメニューにカニカマを入れてしまいました(笑)。 ――山ごはんのおもしろいアイデアがたくさんありましたが、山ごはんのレパートリーはどのように増やしていますか? コンビニやスーパーでレトルト商品・個包装食品などを見ているとアイデアがでてくることがあります…! コンビニで1本の太いカニカマを見かけたときは、鍋の主役にしたい!と思いなんちゃってカニ鍋が浮かびましたし、スーパーで常温保存可能な角煮を見つけたときは、角煮炒飯や混ぜご飯が作りたい!と思いつきました。 それと、山料理好きの山友から山に使えそうな食材や調理の工夫を聞いて、真似させてもらうこともあります。近年は一人前の個包装の商品やおいしいレトルト商品が増えて、本当にありがたいです。 取材・文=濱田瑠奈
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