捜査、報道で「過酷な人格殺人」 韓国映画監督、人気俳優死亡に
【ソウル共同】違法薬物使用の疑いで警察の捜査を受けていた韓国の人気俳優イ・ソンギュンさんが昨年12月に自殺したとみられる問題で、同国の著名映画監督ポン・ジュノさんらが12日、ソウルで記者会見を開き、真相究明と再発防止を求めた。イさんの死の背景には捜査情報の不適切な流出やメディアの過熱報道があり、芸能人を好奇の目にさらす「過酷な人格殺人」だったと訴えた。 ポンさんは、映画「パラサイト 半地下の家族」などの監督で知られる。 警察はイさんをメディアが待ち受ける中で出頭させ事情聴取。KBSテレビはイさんが女性の接待を伴う飲食店の女性従業員と交わしたとする私的な会話内容まで報じた。