桂雀々さん急死に桂文枝がブログで追悼 「師匠を亡くして精神が疲れ果て内臓をおかしたのかも」
落語家の桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんが20日、糖尿病による肝不全のために死去していたことが分かった。22日、所属事務所が発表した。64歳。遺族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行われた。 16歳だった1977年に“上方の爆笑王”桂枝雀さん(99年死去、享年59)に入門。2011年に活動の場を大阪から東京に移した。 前上方落語協会会長の桂文枝はこの日、自身の公式ブログで雀々さんを追悼。「悲しい思い出となりました。雀々師と長い間 舞台でも 楽屋でも 打ち上げでも 喋(しゃべ)りました 師匠に対する溢(あふ)れる愛を感じました」と、文枝自身も番組で共演していた亡き天才・枝雀さんのことも回顧。「師匠を亡くして 辛い日々を 送ったに違いありません 精神が疲れ果て 内臓をおかしたのかも」と心情に寄り添った。 雀々さんは、妻が姉妹同士のため桂ざこばさん(今年6月死去、享年76)の義弟にあたる。文枝は「ゆっくりと 師匠と 芸の道ではおじさんに当たるざこば師匠と 飲んで 飲んで 話し合ってくださいね はははぁ 枝雀師匠の声が聞こえてきそうです」と締めくくった。
報知新聞社