ぱるるが“嘘をつかずに言いたいことを言う”と決めたAKB時代。島崎遥香が突き進む「おひとりさま」とは…「自分の心を守る意味でも大事なことだと思って」
何者でなくてもいいんだって思いました
でも、今の芸能人の子とかは、SNSがあって、自分で自分のキャラクターを決められるし、自分で発信できるYouTubeも持てるし、変に他人に編集されずにいれるのはいいな、と思います。 ──島崎さんもYouTubeのチャンネルで積極的に発信されていますよね。あれは素が出ている? そうですね。私のYouTubeには仕掛け人みたいな人が一切いないので、素の自分が大きく出てると思います。 ──芸能人にとっても、いろいろな発信のチャンネルが増えるというのはいいことかもしれません。島崎さんが、こうなりたいなと思う方っていらっしゃったりするんですか? あんまりいないんですけど、理想的だと思うのは、リリー・フランキーさんですかね。リリーさんって 、もともとデザインとか絵本とかを描かれていて。今だと俳優という肩書きでイメージされることが多いと思うんですけど。 以前、リリーさんに肩書きについて質問したことがあるんです。そしたら「自分も何者かわかっていない、それでいいんだよ」っておっしゃっていて。自分も肩書きを問われるときにしっくりこないことが多くて、そうか、 何者でなくてもいいんだって思いました。それはすごく楽になりました。 それと同じでいいなと思ったのが、のんさんです。彼女は「あーちすと」っていう新しい肩書きを名乗っていますよね。 ──たしかに。お二人とも、なにかの役割を担っているというよりかは、「ありのままの自分」で活動されている人かもしれませんね。
やっぱりキラキラしたものが好き
──今後、いろんな活動の幅が広がるんじゃないかと思いますが、これからチャレンジしたいことはありますか? 30歳になったときに、これからなにがやりたいかなって考えたんです。 やっぱりキラキラしたものが好きなんですよね。可愛いものというか。女性向けのファッション誌に出たときの世界観も好きだったし。お仕事だとしてもやっぱりいつもワクワクウキウキする。可愛い服を着て、ヘアメイクも新しい方にしてもらって。 そういうキラキラしたものが好きで、お洋服も作りたいし、ファッションショーに関係することもやってみたい。 それと、今は演技をしたいという気持ちも強いんです。でも、バラエティーに出ないかと言えばそうではないし、マルチタレントみたいな言い方が一番いいんですかね? ──それこそ、リリーさんも小説を書いたりしてますよね。本をまた出すというのは? また人生を積み重ねたときに、なにか感じるものや変わったものがあれば出すかもしれません。 ──これからも自然体のままで生きていかれるということですね! 取材・文/谷頭和希 撮影/杉山慶伍 スタイリング/hao ヘアメイク/小原愛奈 ドレス ¥110,690 Friesenguys(Hi65 Instagram@_hi65_)/その他 スタイリスト私物
谷頭和希
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