夏の旅行にピッタリ!長距離になればなるほど電車賃が安くなる「一筆書き切符」とは何ですか?
夏の旅行シーズンに向けて、交通費をおさえられる方法を探している方に注目の「一筆書き切符」があります。この切符は、長距離になればなるほど電車賃が割安になるという特徴を持ち、特定のルートを一筆書きで巡ることができる切符です。 この記事では、一筆書き切符の仕組みと買い方のルールを詳しく解説しています。旅行の交通費を少しでもおさえたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
一筆書き切符とは?
長期休みで遠くの観光地へ旅行を計画する場合、交通費をなるべくおさえたいと考える方もいるでしょう。 格安で利用できる切符の定番というと「青春18きっぷ」があげられますが、こちらの切符は学生の長期休みの季節限定商品です。青春18きっぷ以外にも、交通費をおさえられる「一筆書き切符」があります。 複数サイトによると一筆書き切符とは、乗車駅から複数の駅を経由して一筆書きのように乗車駅へ戻って来るルートで購入した切符のことです。一筆書き切符は大人から子どもまで、有効期限以内であれば季節に関係なく利用できます。
一筆書き切符で交通費がおさえられる理由
一筆書き切符を利用すると、運賃が安くなる理由は「遠距離低減制」という制度を活用しているためです。 遠距離低減制とは、JRの乗車券は乗車距離が長くなるほど運賃が安くなるように設定されている制度のことです。300キロメートル以下と601キロメートル以上を比較すると、1キロメートルあたりの運賃が601キロメートルのほうが安く設定されているといわれています。 切符の有効期限は、切符を使用する移動距離によって決まっています。 実際にどのくらい交通費がおさえられるのかは、ルートによっても変わります。場合によっては通常切符を購入したほうが安くなるケースもあるようなので、窓口で相談して購入するとよいでしょう。
一筆書き切符の買い方
一筆書き切符は、以下の方法で購入することができます。 ・みどりの窓口 ・指定席券売機 ・ネットでの予約(えきねっと) 遠距離低減制を踏まえて一筆書き切符を購入することは、慣れていない方は難しい場合があります。みどりの窓口で、駅員に発券してもらうとよいでしょう。 みどりの窓口で購入する際は、以下の2点を事前に準備してくとスムーズに発券してもらえます。 ・事前に、一筆書きで途中下車したい駅を整理する ・乗車駅と終着駅が同じ、1枚の切符にしたいことを伝える