将棋、70歳の青野九段が引退へ 現役最年長棋士
将棋の現役最年長棋士、青野照市九段(70)は11日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第82期名人戦順位戦C級2組で藤本渚四段(18)に敗れ、今期の順位戦成績が0勝8敗となり、最終局を待たずにC級2組からの陥落が確定、規定により引退が決まった。残る公式戦を全て消化した時点で引退となる。 規定では名人挑戦者を決める順位戦で最も下のC級2組から降級すると、60歳で引退という年齢制限がある。現役最高齢記録を持つのは2017年に引退した加藤一二三・九段(84)の77歳。 静岡県焼津市出身で、1974年にプロ入り。順位戦最上位のA級には11期在籍した。