WEST.の濱田崇裕&神山智洋がミュージカル『プロデューサーズ』でW主演!
信頼関係を育み、ミュージカルを作り上げる
濱田崇裕 キャストの魅力についてきかれると、日本版演出/振付のジェームス•グレイさんが愛情いっぱいのコメントをしました。 ジェームス「今回が初ミュージカルとなる方々がいるなんて信じられないぐらい、本当に才能にあふれたみなさんです。アイデアもたくさん出してくれますし、僕も毎日笑って過ごしています。よく言うことですけれども、僕たちはこのカンパニーを小さなファミリーだと思って、楽しくお仕事させていただきました。この作品は、脚本のメル・ブルックスと演出のスーザン・ストローマンの作品ですが、今回は、自分たちだけの東京のオリジナル公演ということを志して、いろんなアイデアをみなさんから提供してもらっています。オリジナルの振り付けであったり、演出の楽しさを味わいつつ、みなさんらしさは必ず役に生きています。それが本当に素晴らしくて、面白くて、おいしいです。濱田崇裕さん、神山智洋さん、王林さんは、美しくてなおかつ面白い役者さんです。なかなかいらっしゃらない。もちろん演技も歌もダンスもすごく才能あふれる3人が、一生懸命に取り組んでくださって、すごく充実した時間を一緒に過ごしております。濱田崇裕さんと神山智洋さんのおふたりは長年WEST.として活躍されていて、舞台上でのパートナーシップにも、ぜひ注目していただきたいです」
神山智洋 ジェームスさんのコメントに感動した濱田崇裕さんが、その人柄について語ります。 濱田崇裕「ジェームスは、監督という立場の前に人としてすごく尊敬しています。僕らキャストはもちろん、スタッフさんにも常に感謝を言葉で伝えていて。伝え方も、情報も交えつつ、サンキュー!サンキュー!と相手に響くんです。舞台上での表現の提案なんかも、ジョークを交えてやってくれるので、常にみんなも自然と笑顔になっちゃう。稽古をしていても、今までに体験したことのない感覚で楽しい時間を過ごせました」 神山智洋「『プロデューサーズ』という作品に対するジェームスの思い入れの強さを、稽古中、毎日ひしひしと感じていました。通し稽古をしたある日、ジェームスが泣いたんです。その姿を見た時に、頑張ってよかったなって心から思ったんです。ジェームスの思い描く『プロデューサーズ』であったり、それぞれの役であったりってものに、少しは近づけているのかなと思えて、自信に繋がりました。ジェームスはすごくチャーミングで、カンパニーの軸としてたくさんご指導してくださいました。ムードメーカーとしても現場を和ませてくれる! ほんまに欠かせない大きな存在です」 涙した理由を聞かれると、ジェームスから熱い思いがあふれ出します。 ジェームス「ショービジネスは、難しいんです。オンタイムで、きちんと仕上がるっていうこと自体が奇跡的だと思うんです。でもキャリアの中で、たまにですが、うまく星座が並ぶ瞬間があるんです。つまり、素晴らしい音楽と素晴らしいストーリー、素晴らしい演出と振り付け。そして1番難しいのがキャスティングです。このキャラクターに命を吹き込むのに1番ふさわしい人たちを見つけるっていうのが、かなり難しいところなんですね。この3人ならびにキャストのみなさんは、面白さの才能を持っている方々。なので通し稽古を見た時、20数年前、初めてこの作品に携わった時のことを思い出してしまって、その素晴らしさに圧倒されました。カンパニーのみなさんが、お稽古のたびにお互いに助け合い、支え合い、そして助言しあってサポートする姿が目に見えて、本当に素晴らしいカンパニーだと実感しています」