岩の間をくぐり抜けて突き進む! 名所盛り沢山の六甲山地「荒地山」岩巡り登山を堪能
一般ルートを外れて秘密のスポットへ
ちょっと寄り道をしてみたのが、「テーブルロック」。10畳敷くらいの広さがあり、上部が平らな岩です。知る人ぞ知るスポットなのですが、ココでヨガをやったり、おやつタイムを楽しんだりする人もいます。 ほかにも、サンデーモーニングスラブ、プロペラ岩、亀の首など、個性的な名前がついた巨岩がいろいろ。今でもトライされているボルダー課題のある岩もあります。ボルダリングまでいかなくても、ルートの取り方によってプチクライミング気分が楽しめるのがこのエリアの魅力。 しばし、ボルダーの迷宮探索を楽しみました。この日はお天気が良くて、下界は猛暑日だったのですが、山の中では木陰が涼しくて、尾根を吹き渡る風がとても気持ちよかったです。 荒地山の山頂を越えて、次は少し趣きの違うゾーンへ。芦屋川から六甲最高峰を越えて有馬へ続くメジャールートから少しはずれたところにある、横池に寄り道してみました。 時期によって池の水の量がいろいろなのですが、この日は水量が多くて、池の周りにある小道は水没していました。この時期には、ヒツジグサという睡蓮の仲間が花を咲かせています。初夏の頃なら、大量のオタマジャクシが見られるのですが、もうみんなカエルになってしまったのか、オタマちゃんの姿はありませんでした。 さて、猛暑の下界へ下るのは憂鬱なのですが、秋までずっと山上にいるわけにもいかないので下るとしますか。この周辺のランドマーク的なスポット、風吹岩で景色を見てから下山の途へ。ああ、街は暑そう…… 街から登山口までが近く、ほんの数時間あれば登れるコースもいろいろ、変化にとんだ景色が楽しめるのがこの山域の大きな魅力です。サーチン履いて、また探索しに来ようっと。
根岸真理