大阪中津のビルを舞台にまちづくり 総合建設会社がめざす地域貢献と豊かな未来 地元・福知山とつなぐ企画も
福知山の味覚を大阪でも発信 食のイベント開催
その一環で、福知山の飲食店、生産者たちが出店する食のイベント「ファーマーズテーブルズ」が西田ビルでも開かれるようになった。福知山市の委託を受けて福知山フロントが福知山市内で実施してきたものだが、福知山フロントと協力して、福知山の味覚を大阪でも発信。昨年は4月、7月、10月に1回ずつ開催した。 西田社長は「大阪中津に大阪本店を構えているが、あくまでも福知山が本社。ビルを活用し、事業の2大拠点である福知山と大阪をつなぎ、地域活性化や地方創生に貢献できたらうれしい。ファーマーズでは地場産野菜の直売や飲食、縁日のブースが並び、多くの方に楽しんでもらいました。またウナギのつかみ取りがあって、子どもたちに好評でした。中津の人たちが福知山のことを知り、足を運んでくれたら」と話している。
今月から本格改修 耐震補強なども
ビルの本格的なリノベーション工事は今年の1月から順次着手する予定。まずは1階部分の改修にあたり、その後耐震補強やほかの階も改修。古い建物や空間を生かしたブランディングをしながら、これからも新たな価値の創出や地域を元気にする活動に挑戦する。 西田社長は「土木、建築工事を事業基盤に置きながら、人々の豊かな暮らしやまちの未来に貢献する流れを、建設業の中に生み出していきたい」と力を込める。