椿鬼奴、中・高一貫の進学校進学も「何も考えてなかった。先の話とかされると、本当に恐怖だった」
お笑いタレントの椿鬼奴(52)が4日放送のNHK「ファミリーヒストリー」(月曜・午後7時58分)に出演した。 【写真】女芸人4人が「昭和感満載」のアイドルに変身 東京・千代田区生まれで代官山育ちのお嬢様の鬼奴。祖父は京大出の弁護士、父は鉄鋼商社のエリーート営業マン。母方の祖先は鹿児島・喜界島の統治責任者も務める名家だった。 父・康生さん(87)と母・摂野さん(79)は商社で社内結婚。1972年に長女として生まれたのが、雅代(鬼奴)だった。 その頃、康生さんは営業部の稼ぎ頭として代官山に高級マンションを購入して移り住んだ。 何不自由ないお嬢様として育った鬼奴について、「おしゃまと言うか大人びてましたね、考え方が」と摂野さん。「抱っこしてとも何も言わない。甘えなかった」という娘に康生さんは「塾に小学校5年から2か所行かせました」という教育を施した。 「父が厳しくて、中々、テレビを見せてくれなかった。週1回1時間だけ許されて、ドリフとかを集中して見てました」という鬼奴は85年、神奈川の中・高一貫教育の進学校・桐蔭学園中学に合格。 しかし、「私は何も考えてなかったですね。明日の予定とかもあんまり考えたくないし、先の話とかされると、本当に恐怖だった。自分の夢なんて聞かれるのが嫌だったので、紙に(夢を)書かなきゃいけない時は隣の子のをカンニングして書いて、聞かれるたびに夢は隣の人の夢でした」と振り返っていた。 その後、清泉女子大卒業後も就職せず、アルバイトに明け暮れる毎日を送り、「その日その日が楽しければ満足」と飲み歩く毎日だったが、お笑い好きの思いだけは忘れず、吉本興業の養成所入り。唯一無二のお笑いを極め、現在に至ったという。
報知新聞社