「写真がかわいくて」SNSでやり取り 50代男性が1145万円被害 ロマンス詐欺 山梨
SNS で知り合い好意を抱いた相手からネットショップの経営を勧められた50代男性が現金約1145万円をだまし取られました。 【写真を見る】「写真がかわいくて」SNSでやり取り 50代男性が1145万円被害 ロマンス詐欺 被害にあったのは山梨市に住む介護士の50代男性です。 県警によりますと、今年9月29日、男性のSNS に「友だちになりたい」などとメッセージが届き、サムネイルの写真がかわいかったことからほかのSNSで連絡を取るようになりました。やり取りするうちに男性は自分への好意を感じ、自らも相手に好意を抱いたということです。 その後、相手が「ネットショップの経営でもうけている」という話になり、男性は「2人の将来のために」とネットショップの経営を勧められます。「ネットショップの販売を担当し、商品が売れれば30%の利益を得ることができる。チャージ料を支払えば利益分が口座に振り込まれる」などと言われ、男性は10月12日から11月11日までの間に10回にわたり現金計406万円を指定された個人名義の口座に振り込みました。 その後、チャージする金がなくなってきた男性が「経営をやめたい」などと伝えたところ、利益分にかかる税金や保険料の名目で現金を振り込むよう言われ、11月14日から21日までの間に8回にわたり現金計約739万万円を指定された複数の個人名義の口座に振り込みました。 さらに相手から現金を要求され、金を支払えなくなった男性が警察に相談し、被害が発覚しました。警察がSNS型ロマンス詐欺として調べています。 警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として、「SNSで知り合った面識のない相手と連絡を取り合う中で投資などの金の話を持ち掛けられる」、「相手とは関係のない個人名義の口座への振り込みを要求される」、「税金の支払い名目などでさらに高額な現金を要求される」ことをあげ、注意を呼び掛けています。
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