日本でも大人気、オーストラリア発「ステート オブ エスケープ(STATE OF ESCAPE)」設立10年の軌跡を辿る
ー10年間のブランドの歩みが有意義であることは、今年のBコーポレーション認証取得からも伺えます。お2人にとって、この認証取得にはどのような意味がありますか? ブリジット: Bコーポレーション認証は、ブランド立ち上げ当初から私たちが行ってきたビジネスにおける決定事項の正当性を示すものです。私たちは以下のような方針を貫いてきました。 1.最高品質の素材のみを使用する 2.地元でオーダーメイド製造を行う 3.長持ちする設計と製造を心がける 4.季節や流行に左右されない製品を作る 人々と地球のためにより良いことをするという努力の中で、私たちはこの倫理規定に基づいてすべてのことを決定しています。この認証取得は私たちにとって非常に誇らしい瞬間であり、10周年を祝う素晴らしい贈り物のように感じました。 デズリー: ブリジットと私は、意識的な"オーダーメイド"製造モデルを採用し、廃棄物を最小限に抑え、健全な慣行を確保することを選択してきました。 今年初めに取得したBコーポレーション認証は、私たちがESG目標を重視していることを裏付けるとともに、そのために厳格なプロセスを実行してきたことを示す、ブランドにとって重要な節目となりました。 今後も「ステート オブ エスケープ」が善の力であり続けるよう努め、同じ志を持つ他のブランドとともに、世界的な運動に参加していきたいと考えています。
挑戦はビジネスを前進させる原動力
ー日本ではマザーズバッグとして子育て世代の方からも高い支持を得ているようですね。お2人も母親として、仕事と子育ての両立に苦労されたのではないでしょうか? ブリジット: デズリーと私は、仕事面でもプライベートでも非常に恵まれていると感じています。同じ年頃の10代の娘を持つ母親として、日々同じような課題に直面しているからです。家庭と仕事という別世界を同時に生きているような感覚を、時に笑いながら共有しています。 もちろん、ビジネスと家族の両方のために時間を作るのは大変でした。常に家族を第一に考えてきましたが、現実的には難しい場面もありました。しかし、家族のサポートと理解があれば、必ず解決策を見出せると信じています。