【メスのいらない目元ケア】足の指を曲げるだけで「重まぶた」がスッキリ?専門家が解説
パソコン作業のし過ぎや加齢などで、まぶたが重だるく見えてしまう悩みはかなりの人が抱えている問題だろう。セルフケアで目の周りをほぐして、スッキリしたように見えてもいつの間にか元の重まぶたに逆戻り。実は、目の周りの重だるさをしっかり解決する秘訣は、足の裏の筋肉「足底筋」にあるって知っていた? 整体師・佐藤啓さんにお話しを伺った。 【写真】目の疲れ・ごろつき…もしかして涙液トラブル? 日常生活でできる目のケア&セルフチェック ▼佐藤啓(さとう・けい)さん 柔道整復師、鍼灸師、整体師。自分の手で人の不調を治すことの楽しさを知って、大手整骨院グループにて述べ60,000件以上の施術経験を積んだのち、仙台市で唯一の慢性腰痛専門「隠れ家整体院 ~felice.~」をオープン。施術と合わせてセルフケア方法も発信して、より体の変化を実感できるような提案を行っている。現在、ドッグ整体にも力を入れている。
目の周りの筋肉をほぐすだけでは、効果は70点!
目が疲れたとき、目元をぱっちりさせたいときには目周りのマッサージを行うことが有効。やったことがある人も多いだろう。でもそれだけでは不十分だという。 「目をスッキリさせたいときは、おでこの筋肉である前頭筋や、目の周りを囲んでいる眼輪筋をほぐすことが有効的です。しかし、それでは70点。目の周りの筋肉をほぐすことで即効性はありますが、持続性を考えると物足りません」 では、効果を持続させるためにはどうしたらいいの?
現代人が使いこなせていないという、足底筋とは?
なぜ、目の重だるさ解消のカギが足底筋になるのか解説する前に、まず「足底筋」について知っておこう。 「足底筋とは足の裏にある筋肉のこと。足底にかかる荷重や足を着地させたときの衝撃を和らげるクッションとして働きます。しかし、現代人はこの足底筋がうまく使えていない方が多いのです。その理由は、足の指を使う機会がほとんどなくなってしまったことが背景にあって、昔は裸足で生活していましたから、足の指で踏ん張ったり地面を掴むことを自然としていました。 しかし現代では靴を履くのが当たり前になって、足指の力を使わなくても生活できるようになった。さらに、厚底シューズも増えてきてなおさら地面との距離ができてしまったことで、足の裏、つまり足底筋が弱ってしまっているんです」 この足底筋の衰えが、どのようにして目の重だるさの解消に影響してくるのだろう。