ハミルトンを獲得しサインツを放出したのはフェラーリの判断ミス!アロンソとも比較するラルフ・シューマッハが警鐘を鳴らす
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、フェラーリが来年カルロス・サインツからルイス・ハミルトンに代える決定について判断を誤った可能性があると主張している。 “放出”されるサインツは2025年以降のシートをまだ確保していないが、7回の世界チャンピオンであるハミルトンの動向は明確であり、彼とメルセデスとの関係は「亀裂が入り始めている」とされている。 「モナコで、ハミルトンは自分が不利な立場にあることを明確にした」 「ジョージ・ラッセルにフォーカスをし始めたチームを去ることを忘れてはならない」とシューマッハは『formel1.de』に語った。 シューマッハは、ハミルトンが「依然として世界クラスのドライバー」であることは認めつつも、現在ラッセルに遅れをとっていることについて疑問を呈しているが、シューマッハはフェラーリがシャルル・ルクレールのチームメイトとしてサインツを解雇する決定をしたことを疑問視している。 「私の直感では、フェラーリは両方のドライバーを保持するべきだった」とシューマッハは言った。 しかし、チーム代表のフレデリック・バスールが真剣に後悔しているとは思わないという。 「その契約はあまりにも大きく、関わっている金額も非常に多い」 「誰がこのアイデアを思いついたのか分からないが、カルロス・サインツは非常に良い“1.5番手のドライバー”だ。彼をナンバー2とは呼べない」 「彼は本当にルクレールに近づいてきたし、チームはすでに非常に良い状態だったと思った。誰がハミルトンにさらに何かを期待しているのかは分からない」 ■闘争心ではハミルトンよりアロンソ 「もちろん、ハミルトンは8回目のタイトルを目指しているから離れたかったのだろうし、メルセデスではそれが今のところうまくいかないことを分かっているんだ」 「問題は、彼がそれにどれだけの努力を払う覚悟があるかということだ」 「闘争心(ファイティングスピリット)の面では、彼は(フェルナンド)アロンソとは全く違うよ」とラルフは主張した。