米倉涼子『ドクターX』初日迎え目に涙 ファイナルで新たな決意「真っ向勝負できる俳優に」
女優の米倉涼子が6日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた『劇場版ドクターX』初日舞台あいさつに出席。完成した映画をあらためて鑑賞した米倉は、俳優としての新たな可能性に気づいたことを明かした。イベントには、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、遠藤憲一、田村直己監督も参加した。 【画像】米倉涼子・田中圭・内田有紀が迎えるファイナル『ドクターX』舞台あいさつ 本作は、2012年10月より7シリーズに渡りテレビ朝日系列で放送されていた連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」シリーズのファイナルにして初の劇場版。さまざまな病院を渡り歩いてきた大門未知子(米倉)の過去が明らかになるとともに、東帝大学病院に戻った彼女に最大の危機が訪れる。
米倉が「魂を込めて臨んだ」と以前から語っていた『劇場版ドクターX』が、ついに初日を迎えたこの日。晴れやかな笑顔で登壇した米倉は、満員のファンに向けて手を振るなど、喜びを体全体で表現すると「宣伝活動をたくさんして、思い残すことはないのかなと思っていたのですが、こうやってみんなと会えない日が来てしまったんだなと思うと、寂しい気持ちになります」と本音を明かす。
それでも、12年を共にした遠藤や勝村、内田らの楽しいトークに笑顔を見せていた米倉だったが「ファイナルを迎えた映画にちなみ、今後新たに挑戦していきたいこと」というテーマでトークが展開していくと、「この映画をあらためて観たのですが、そのとき、撮影現場にいるときは全力投球でやっていたつもりでしたが、“もっと真っ向勝負できるような俳優になりたいな”と感じたんです。遠慮とかそういうものを吹き飛ばしていけるような俳優になりたい」と新たな目標を掲げる。
さらに米倉は、岸部が演じる、未知子の師匠である神原晶の「あなたは私の誇り」という言葉に触れ「一人の人間として、周りの人たちに誇りに思ってもらえるような人間になりたいです」と目に涙を溜めながら語っていた。(磯部正和)
『劇場版ドクターX』は全国公開中