顧客ロイヤリティ向上に重要な同梱物。どんなものを入れたら良い? どんな効果がある?
顧客属性に合わせて同梱物をカスタマイズ
同梱物を最大限に活用して顧客ロイヤリティを向上させる、具体的な方法を紹介します。 ■ 新規顧客と既存顧客で同梱物を分ける 同じ同梱物を入れ続けると、初回に感じたワクワク感は薄れていきます。そのため、新規顧客と既存顧客で内容を変えると良いでしょう。 ・新規顧客:商品だけでなくブランドや企業の情報などを幅広く提供 ・既存顧客:回数に応じた挨拶状、次回の特典、顧客の声、アンケート実施 など 新規顧客と既存顧客のみならず、継続回数に応じた1対1のコミュニケーション設計を行うことで、飽きずに新鮮な気持ちで商品を継続してもらうことにつながります。 ■ 購入経路に応じて同梱物を分ける 購入経路(オンラインかオフライン)によって同梱物の仕様を変えることで、顧客満足度はより高まります。 ●オンライン購入の場合 ・WebサイトのURLや二次元バーコードを記載する ●オフライン購入の場合 ・購入専用の往復はがきを添付する ・電話番号、FAX番号を記載する このように顧客のニーズにあった同梱物を設計することで、反応率も大幅に上がります。 逆に、二次元バーコードや電話番号を記載した往復はがきを同梱することは、顧客にとって不必要な情報を提供していることになりかねません。そうすると、反応率が下がるだけでなく、顧客管理面でも以下のようなデメリットを引き起こします。 例:初回購入が電話のケース 初回は電話注文のため、コールセンターが入力した顧客情報で受注できる一方、その顧客が同梱物の二次元バーコードからクロスセル商品を注文することで、顧客情報が重複する可能性がある このような事態を防ぐためにも、できる限り購入経路に応じて同梱物を分けることが大切です。 ■ 付加価値のある同梱物を提供する 初回の同梱物に、自社の通販サイトで使える割引クーポンを入れている企業は多いですが、ただ入れるだけではそのまま捨てられてしまう可能性があります。