パリ五輪でローテ外…“因縁”のカーHC率いるウォリアーズに敗戦もテイタムは泰然自若「特に考えていなかった」<DUNKSHOOT>
パリ五輪の起用法について、実際に不満に思うところはあっただろう。その因縁から、敵対心剥き出しでウォリアーズ戦に臨むことも考えられたが、それはテイタムのスタイルではない。 「これも仕事のうち。俺はキャリアを通してそういったことに向き合ってきた。もっと叫べとか、悔しがれと求めてくる人がいる。けど俺は自分がやりたいことをやり、自分の経験を真摯に受け止めていくだけだ」 デューク大学で1年プレーし、19歳で初めてNBAのコートに立ったテイタムは、現在26歳で今季がキャリア8年目。プロデビュー後に、メンタル面も大きく成長したと明かす。 「下品な言い方になってしまうけど、俺はどうすれば相手を罵らないようにプレーできるかを学んできた。あるがままの自分でいられることがすごく快適で、自分が達成してきたことも誇らしく思っている。自分がどんな選手なのかはわかっているし、自分がこれまでに下してきた決断にも満足しているよ」 テイタム率いるセルティックスは、現地11月7日時点でイースタン・カンファレンス2位の7勝2敗(勝率77.8%)。開幕9連勝中のクリーブランド・キャバリアーズの後塵を拝しているとはいえ、上々のスタートを切ったと言えるだろう。 ベテランのような風格と落ち着きを併せ持つテイタムは、昨季に続くリーグ制覇という究極のゴールを達成すべく、着実に前進している。 文●秋山裕之(フリーライター)
【関連記事】
- レイカーズのデイビス、セルティックスのテイタムが今季最初の週間MVP!ともにチームの開幕3連勝を牽引|NBA第1週
- 連覇に向けて好発進のセルティックス。主砲テイタムが明かすMVPへの想い「チャンピオンシップは最も重要なことだけど」<DUNKSHOOT>
- パリ五輪での“テイタム起用問題”により、今季のカーHCはボストンでブーイング必至?「容赦なく怒りをぶつけてくるだろう」<DUNKSHOOT>
- テイタムの“不可解な起用法”に両親が不満爆発!「デタラメだ!」「こんなの受け入れられないし、理解できない」【パリ五輪】<DUNKSHOOT>
- 「タフな経験になった」不遇を味わったテイタムがパリ五輪後の心境を吐露。一方で「(ロス五輪参加への)決断には影響しない」<DUNKSHOOT>