穴場ばかり!“知られざる”美術館やギャラリー 8選
どんな場所でバケーションを過ごすかに関わらず、 そのエリアの文化や歴史に浸るために現地の美術館やギャラリーには足を運ぶべきだ。アイコニックで大型の有名美術館が人気を集める一方で、本記事では“知られざる”美術館やギャラリーを紹介する。どれも個性的で、濃い時間を体験できる穴場ばかり。 たとえば、ワシントンDCの「オールド・ポスト・オフィス・パヴィリオン」で歴史の移り変わりを目撃したり、ローマの「カピトリーノ美術館」では隠れ家のような空間でアートと古代の歴史を堪能できる。 直前にチケットを入手できる場合もあるが、売り切れに備えて事前にチケットを確保しておくのがおすすめ。それでは、まだ知られざる世界の文化の原石を巡る旅へ。US版「エル・デコ」より
プッチーニ生家博物館/イタリア・ルッカ
「プッチーニ生家博物館」は著名な作曲家ジャコモ・プッチーニ(1858~1924)の功績を記念して、故郷であるイタリア・ルッカに建てられた。この博物館では、プッチーニの個人的なアイテムや手紙、そして記念品が所蔵されておりプッチーニの人生を垣間見ることができる。 「ラ・ボエーム」や「蝶々夫人」などのオペラのマスターピースを手がけたことで知られるプッチーニは、19世紀後半から20世紀初頭のイタリア・オペラに大きな影響を与えた。プッチーニの感情豊かで写実的な作品は、オペラをより共感しやすいものへと変化させたのだ。そして彼の芸術性は今も観客を魅了しており、その遺産は後世に受け継がれ、オペラの未来を形成している。豊かなメロディーと人間の感情の深い探求で、後の作曲家たちへも多大なインスピレーションを与えている。 この博物館を訪れるなら、ルッカの歴史的な城壁地区に位置する「グランド・ユニバース・ルッカ」に宿泊するのがおすすめだ。このホテルでは、エレガントなデザインの客室に加え、スイートルームも提供しており、一部の客室からは市内の歴史的な通りの景色を眺めることができる。そして、博物館からは徒歩わずかの距離である 夕食は屋外の席でも楽しむことができる。アペロールスプリッツァを片手に夜の街を楽しめば、これ以上ないイタリアらしいひと時を過ごせるだろう。