【耳からもトトノウ?】オーナーの気迫感じるサウナ/サウナヨーガン福岡天神(福岡市中央区舞鶴)
”ととのう”とはサウナでの専門用語。サウナのあと、水風呂に入り、休憩をする…これを3回ほど繰り返すことで訪れる”快感”の状態のことを言います。「totonoimap」では温泉大国九州の魅力ある様々なサウナを紹介していきます。
五感が研ぎ澄まされる“音のサウナ”に灼熱の“溶岩サウナ”
2024年4月、福岡市中央区にある平和台ホテル天神の最上階に誕生した「サウナヨーガン福岡天神」。世界のサウナを視察したオーナーが満を辞して送り出すサウナ施設なんです。ホテルの宿泊者はもちろん日帰り利用も可能です。趣向を凝らしたパブリックサウナは2つ。 まずは音にこだわった“音のサウナ”から。照明が暗めに設定された室内の温度は約90℃。アロマ水でのセルフロウリュが可能です。オーナーが「音の宝石箱」と呼ぶこだわりのスピーカーは床下に。コンサート専用ホールでも使用される音響機器と同じものを使用しています。また、特殊な木材に音をあて拡散させる音響拡散体を施設内に6台設置。オーナーの川島さんは「サウナ=五感が研ぎ澄まされる場所」と捉えるのであれば聴覚にこだわっても良いのでは…と考えてこちらのサウナをつくったそう。 もう1つのサウナが溶岩の所以となったサウナ室。室温は約91℃設定で、フィンランド式と遠赤外線の2台のストーブを設置し、パワフルな熱を体感できます。さらに溶岩サウナたる所以が!サウナ室の真ん中に阿蘇の溶岩石が積まれているんです。蒸気発生装置として使用し、下から湯気が昇ります。壁にも輻射熱が強く、給水率、保水率がある桜島の溶岩石を使うことで熱伝導がよく、湿度を保ったサウナになるそうです。この熱にこだわった室内での楽しみがロウリュ。30分に一度のダブルのオートロウリュで室内の湿度を一気に上げ、発汗効果がアップします。 しっかりとあたたまった後は16℃前後に設定された水風呂で脈を戻します。内気浴もできますが、ここの真骨頂が外気浴なんです!ホテルの屋上での外気浴は、ととのい椅子に寝ころぶと目の前は青空!視界を遮るものがありません。穏やかな風に吹かれ、ほてった体を落ち着かせて…ととのい完了です!