“エコ”な乗り物として国も積極的に広めている自転車。その自転車に乗って東京の名所・旧跡を巡るツアーが、いま外国人観光客たちの間で人気となっています。その魅力を、米澤かおりキャスターが取材しました。 まず訪れたのは、東京・中央区にあるサイクリングツアーの会社、東京グレートサイクリングツアー。そこには、カナダやオランダなど様々な国から訪れている人たちの姿がありました。 バスや電車よりも様々な東京の景色を体感できると、いまサイクリングツアーが外国人観光客に大人気なんです。そこで、米澤キャスターも参加させてもらいました。自転車とヘルメットはレンタルができるので、手ぶらで参加できるのも魅力の一つです。 今回参加したコースは、江東区の深川エリアを約3時間かけて走ります。江戸や明治、昭和など様々な時代を体験できる見どころがあるそうです。 最初に見えてきたのは… 米澤かおりキャスター 「隅田川だ～」 最初の見どころは隅田川に架けられた橋、清洲橋です。昭和初期に竣工され、国の重要文化財に指定されています。 清洲橋を渡ってすぐのところにあるのが、見どころその2、緑豊かな下町のオアシス清澄庭園。 米澤かおりキャスター 「うわぁ すごくきれいですね」 こちらは、明治時代に三菱の創業者・岩崎弥太郎が造った庭園です。東京都の名勝に指定されていて、米澤キャスターも趣きのある日本庭園を味わっていました。 続いては、清澄庭園から自転車でわずか5分！　見どころその3、江東区深川江戸資料館。 米澤かおりキャスター 「えっ！　タイムスリップしたみたい！」 こちらは江戸時代の深川の街並みを実物大で再現した、体験型の資料館。当時の人々の暮らしが忠実に再現されています。精米店の展示の中には当時使われていたという精米器があり、実際に精米体験もできます。ツアーはこうした体験ができる場所を意識して組み込んでいるそうです。 今回、米澤キャスターが自転車で走った距離は約10キロ。短時間でその土地の歴史や、街の風景を肌で感じられるのも魅力です。 最後は、江戸時代より信仰されてきた深川不動堂。たった3時間で東京の下町・深川を満喫できました！　こうした東京観光のツアーは他にも行われていて、外国人観光客のリピーターも多いそうです。 続いての東京サイクリングは、東京・千代田区、皇居前。 こちらは、パレスサイクリング。毎週日曜日の午前10時から午後4時まで、皇居の前を通る内堀通りが歩行者天国ならぬ“自転車天国”になるんです。都民の健康に寄与するとともに、都民の憩の場である、皇居の緑を排出ガスから守り、あわせて交通量の削減を狙いとしています。 利用している女性 「普段 道路怖いので 思いっきり走れるのがうれしい」 利用している親子 「安全 楽しかった」 無料ということもあり、自転車好きの人から、家族連れの方たちまで、幅広い層が利用していました。 安全に東京のど真ん中を、自転車で楽しむ！　みなさんも体験してみては、いかがでしょうか？