“好調”Bリーグが過去最高の経常収益…島田チェアマン「W杯の影響は来年度から」
Bリーグは9月10日、2023年度の決算は過去最高の経常収益79億6400万円、4億4500万円の黒字となったことを発表した。9月25日の総会決議をもって確定する。 同日に行われたメディアブリーフィングに出席した島田慎二チェアマンは、年間王者を決めるBリーグCSファイナルが第3戦まで実施されたことや、オールスターゲームを国内屈指の規模を誇る沖縄アリーナで行われたこと、年間表彰式の規模拡大などが主な増収要因だったと説明。黒字額は過去最多とはならなかったが、2026年のリーグ構造改革『B.革新』に伴う体制強化などに投資しており、コスト増や不測の事態への対応(コロナ等)に向けて利益を蓄積しているという。 島田チェアマンは「総じて良いシーズンだったんですけど、本当にインパクトしてくるのは来シーズンから。というのも、昨年のワールドカップの盛り上がりは昨シーズンのクラブの入場料収入にはインパクトしますけど、その盛り上がりを受けて、今回りそなグループさんがタイトルパートナーになってくださったり、インフロニア・ホールディングスさんがイノベーションパートナーになってくださったりしている。この決算は次(来年度)ですよね」と説明。 また、「(2024年度は)経常収益が大きく増える見込み。クラブは2023-24シーズンに恩恵を受けているけど、リーグ(への影響)は1年遅れてきますから。なのであのワールドカップの結果は2024-25シーズンの経常収益に出てくると思う。そこでいい感じで行ければ、B革新のシーズン(2026-27)で大きく跳ねられると思います」と見通しを語った。 日本代表の躍進の影響を受け、昨年から急速に注目度が上がっているBリーグ。2024-25シーズンのB1は10月3日、B2は10月5日に開幕する。
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