9年ぶり敵地はアモイ開催 気候は温暖、19日に中国戦―サッカーW杯予選
【アモイ(中国)時事】サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、C組首位の日本は19日に敵地で中国との第6戦に臨む。 【写真特集】サッカーW杯 歴代日本代表全選手~ゴン・井原から久保建英まで~ 日本代表にとって中国でのアウェー戦は15年以来9年ぶりで、試合が行われるのは南東部の福建省アモイ。海峡の向こうに台湾を望む沿岸部の都市で、有数のリゾート地としても知られる。 第5戦を日本はジャカルタ、中国はバーレーンのリファで戦った。北京や上海など主要都市に比べれば、どちらからもアモイは地理的に近い。日本はインドネシア戦の開催が当初予定より1日遅くなり、中国戦までは中3日に。今回が最終予選で唯一、アウェーでの転戦となるが比較的恵まれた立地と言える。 気候は温暖で、夕方でも半袖で過ごせるくらいのアモイでチームは17日から調整。古橋(セルティック)は「湿度がなく、いい風も吹いている。感覚的には涼しい」と歓迎する。 過去の敵地での中国戦で思い起こされるのが04年のアジア・カップ。反日感情が高まる中、国歌斉唱中のブーイングなどピッチ内外で厳しい洗礼を受けた。そこまでとはいかなくとも、今回も異様な雰囲気に包まれる90分間になるだろう。南野(モナコ)は「中国はホームとアウェーで力が変わるチームの一つ。完全アウェーの中でやるのは簡単ではないが、しっかり勝ち点3を取る」。警戒心とともに、強い覚悟を示した。