〔米株式〕ダウ3日続落、378ドル安=ナスダックも安い(31日)☆差替
【ニューヨーク時事】31日のニューヨーク株式相場は大手IT株が売り込まれる中、3日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比378.08ドル安の4万1763.46ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は512.78ポイント安の1万8095.15で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億5326万株増の11億9791万株。 前日に決算を発表したマイクロソフトは6.1%安、メタ(旧フェイスブック)は4.1%安。いずれも売上高と純利益が四半期ベースの過去最高を更新したものの、設備投資の増額見通しなどが嫌気された。 人工知能(AI)ブームを背景とした一段の株高期待が後退する中、IT大手を中心に売りが膨らんだ。日系証券筋は「マイクロソフトは今回公表した10~12月期の売上高見通しが市場予想に届かなかった」と指摘。AI関連の巨額投資を行っており、「一段の収益の伸びが期待されていた」と語った。 両社を含む超大型7銘柄「マグニフィセント・セブン」では、アマゾンは3.3%、アップルは1.8%それぞれ下げた。 一方、シェブロンは0.5%高、ベライゾンは2.1%高となった。