巨人D2位指名の九産大・浦田俊輔はスポーツ万能一家 20種類の競技を経験、3拍子揃った遊撃手
巨人からドラフト2位指名された九産大・浦田俊輔内野手(22)が28日、福岡市の同大で指名あいさつを受けた。171センチ、67キロと小柄ながら運動神経抜群の遊撃手は、スポーツ万能一家に育った。 抜群の身体能力で、ダイヤモンドを駆け回る。浦田は阿部監督の直筆サインが入ったドラフト会議のIDパスを受け取ると、さわやかな笑顔で活躍を誓った。 「1年目は規定打席(到達)をまず一番の目標に掲げたい。新人王を取りたい気持ちはありますが、一打席一打席を大事に積み重ねることで、その目標にも近づく」 身長171センチ、体重67キロと体格は小柄だが、今秋の福岡六大学野球リーグで首位打者を獲得した左打ちの遊撃手。俊足で50メートルは5秒8。同席した水野スカウト部長は「十分、門脇と勝負できる」とレギュラー争いに期待した。 高い運動神経を誇る。陸上自衛官の父・秀明さん(57)は陸上、近代五種を経験し、100メートル10・8秒の記録を持ち、母・智美さん(53)は長崎・九州文化学園高時代にバレーボール部の主将としてインターハイ優勝の経験がある。 自身も小学5年時、のちにパリ五輪メダリストも輩出している「福岡県タレント発掘事業」の選考を突破し、1学年30人の枠に入った。2年間、週に一度集まってスキーなど計20種類ほどの競技に触れた。特に得意だったのは薙刀だったといい「いろんなスポーツの動きだったりフットワークが走る、投げる、打つにつながってくる」と野球の技術向上ににつなげた。 「15年以上活躍することが一つの目標。その過程で首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ、盗塁王を取りたい」と浦田。走攻守、全てを武器にプロの舞台で躍動する。(原田優介)