県内で唯一の「動くセンターライン」廃止へ 逆走防止など理由に2025年1月中旬目途=静岡市・国道1号
静岡市の国道1号・駿河大橋周辺の約2キロの区間にある県内唯一の「動くセンターライン」について、静岡県警は2025年1月中旬を目途に廃止すると発表しました。 県警によりますと、交通量の減少、システムの老朽化、通行車両の逆走防止などから廃止を検討してきたということです。 動くセンターラインの正式名称は「リバーシブルレーン」で、1978年4月から運用が開始されました。 その後、国道1号バイパスの開通、静岡大橋の開通、久能山スマートICの開通などによって、1985年を100%とすると、2020年には57%と約半数程度、交通量が減っています。 正式な廃止日は静岡国道事務所の工事日程が確定次第決まるということですが、工事は2025年1月中旬から2025年2月末までの1か月以上が掛かる見通しで、県警は工事期間中は車線規制による混雑が予想されることから、時間に余裕を持って通行してほしいと呼び掛けています。 このシステムをめぐっては、11月11日朝、システムに異常が見つかり、午前7時頃から警察は手越原ICから南安倍ICの間で、中央の車線を通行止めにしました。システムの復旧作業が進められ、午前8時25分に規制は解除されました。 警察はこのシステム障害について「原因を調査中」としています。
静岡放送