紫吹淳、「3日間だけヒットマン演じます」15日からコットンクラブでエンターテインメントショー
元宝塚歌劇のトップスターで女優の紫吹淳が、15日に東京・丸の内のコットンクラブで始まるエンターテインメントショー「Music and Bullet~音楽と銃弾~」(オークラ脚本・構成。17日まで全6公演)に出演。「Gentle Forest Jazz Band」と初タッグを組む。 「毎年のように、この場所に出させてもらっていますが、今回は特にスペシャルで私自身が一番、驚いているかも。まさか宝塚を卒業して20年たって、こんな機会が訪れるとは思っていなかったので」 紫吹はヒットマンを演じる。再びたっぷり男役が見られるということだ。「宝塚時代にも一度もヒットマン役はやっていません。人をあやめる一方で恋もする。そういう人間が果たしてどうなっていくのか…、という展開。詳細は明かせないのですいません。でもいざやってみると、結構すぐに男役に戻れてしまうから不思議。これも歌劇団で培った財産なんでしょうね」 「Gentle―」は、指揮やトロンボーンを担当するジェントル久保田を中心に、21名で構成される日本のビッグバンド。昨年、紫吹はこのグループの公演を見に行ったという。 「音楽のレベルの高さとともに、迫力がものすごくて。圧倒されました。決して広くはないコットンクラブのステージに全員ちゃんと上がれるのかしら、と思ったり。その辺りも気になる方は、どうなったか見に来てほしいですね」。今回は“圧倒する側”にまわり、芝居とバンドのサウンドが融合したステージを披露する。 脚本と構成を手掛けるのが、売れっ子放送作家のオークラ氏。この人ならではの視点や感性も生かされている。「台本を読んだら、びっくりするほどめちゃくちゃ面白くて。思わず自分が演じるのを忘れるくらい夢中に。3日間で終わるのが残念。このすてきなご縁を大切に演じたいと思います」。年月を重ね、宝塚時代とはまた違った新たな男役像を見せてくれそうだ。
報知新聞社