【函館スプリントS展望】短距離で真価発揮のアサカラキングが中心 夏の北海道シリーズ開幕戦
「函館スプリントS・G3」(9日、函館) 夏の北海道シリーズ開幕を告げるスプリント戦。中心となるのはアサカラキングだ。デビュー当初は中距離戦を使ってきたが、距離を短縮するごとにレースぶりが良化。初の1200メートル戦となった前走のモルガナイトSはハイペースで逃げ、後続に2馬身差をつけて完勝した。斎藤誠師は「ここを勝って秋はスプリンターズSへ行きたいですね」と力を込める。 2月にサウジアラビアに遠征したウイングレイテスト。1351ターフスプリントではハイペースの厳しい展開が影響して4着に終わった。昨年のスワンSではレースセンスの良さを発揮して重賞初制覇を達成したように、このメンバーではスピード負けはしない。 1200メートル戦で5戦4勝のサトノレーヴ。重賞初挑戦だった今年の阪急杯(1400メートル)は4着だったが、勝ち馬と0秒4まで迫っている。得意の距離ならチャンスは十分にある。 距離短縮で一変したのがジャスティンスカイだ。初の1200メートル戦となった鞍馬Sを正攻法の競馬をして快勝。V時計1分6秒9は、重賞でも通用するレベルにある。 他では昨年の覇者キミワクイーン、安定しているカルネアサーダ、昨年の青函Sを勝ったゾンニッヒ、3連勝中のサウザンサニーが注目馬となる。