センサー起動でケーブル類一切ナシ! 3モードのエアバッグシステム・HYOD「AIR-BOOST」が5万4890円で発売
オートバイウェアブランドの老舗「HYOD(ヒョウドウ)」より、同社初のエアバッグシステム「AIR-BOOST(エア・ブースト)」がリリースされた。ケーブル類は一切使用せず、スマホアプリと紐づいたセンサーで作動するタイプである。カラーラインアップは3種類を用意し、価格は税込み5万4890円。その性能のほどをさっそく確認していこう。 【画像】HYOD「AIR-BOOST」をギャラリーで見る(13枚) 文/Webikeプラス 編集部
一般道からサーキットまでマルチに使える最新型エアバッグ
バイク用のエアバックと聞くと、“サーキット用”とのイメージを持つ人も少なくないだろう。しかし近年では一般道での普及もじわじわと進んでおり、白バイ隊員にも正式採用されているほど。 今回発売されたヒョウドウ「AIR-BOOST」はサーキットでの使用はもちろん、一般公道やオフロード走行にまで対応した非常にマルチなモデルだ。これひとつで幅広いシーンに対応可能であり、走行シーンに合わせて3つのモードから選択できる。 しかもベストタイプでコンパクトな作りであり、ヒョウドウのウェアのみならず他社のウェアでも利用できる点が嬉しい。Sサイズ~3Lサイズとラインアップも豊富で、日本人の身体にフィットする“日本人専用設計”となる。
3つのモードで幅広いシーンで活躍!
3つのモードの内訳をご紹介しよう。「STREET MODE(ストリートモード)」では、アスファルト路面の“交通環境が整った一般道”での使用を想定したモード。一般使用であれば、このモードを基本的に使うことになるだろう。 「TRACK MODE(トラックモード)」はその名の通りサーキットライディング専用のモードで、2016年よりMotoGPライダーによるテストを重ねている。2018年からは日本のレースシーンへも導入され、中須賀克行選手、加賀山就臣選手を始め、多くのプロライダーによるデータを蓄積した。 ダカール・ラリーからフィードバックを受けた「ADVENTURE MODE(アドベンチャーモード)」では、トレイルラン、オフロードラリー、エンデューロでの使用を想定している。なお、モトクロス、ハードエンデューロ、トライアル、フリースタイル、フラットトラック、ヒルクライムといったアクティビティには非対応だ。