【累進配当】企業が増加中!配当収入を得たいならチェックすべき「日経累進配当指数」
累進配当企業の探し方
では累進配当を行う企業の簡単な探し方をお伝えします。それはズバリ、日経累進配当指数の構成銘柄をチェックすること。 日経の指数公式サイトから簡単にチェックすることができます。5月30日現在の構成銘柄は以下のとおりです(サムティは上場廃止により除外)。 【建設】安藤ハザマ(1719)、中電工(1941)、エクシオG(1951) 【化学】住友精化(4008)、日曹達(4041)、東ソー(4042)、UBE(4208) 【医薬品】武田(4502) 【石油】ENEOS(5020) 【窯業】カーボン(5302) 【非鉄・金属】AREHD(5857)、LIXIL(5938) 【機械】イーグル工(6486) 【商社】伯東(7433) 【銀行】三菱UFJ(8306)、三井住友トラ(8309)、三井住友FG(8316)、七十七(8341)、ふくおかFG(8354)、みずほFG(8411)、山口FG(8418) 【その他金融】SBI(8473)、ジャックス(8584)、三菱HCキャ(8593)、ジャフコG(8595) 【保険】SOMPO(8630)、MS&AD(8725) 【通信】ティーガイア(3738) 【サービス】ナガセ(9733) 年1回6月末に銘柄を入れ替えます。この指数に入っていない累進配当銘柄には、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社が投資先として選んだことで株価が上昇した五大商社の三菱商事、伊藤忠、三井物産、丸紅があります。 五大商社で唯一累進配当制度を入れていなかった住友商事も今月発表した2027年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画で累進配当の方針を示しました。
累進配当銘柄は今後も増えていく?
東京証券取引所が資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応、PBR(株価純資産倍率)の1倍割れの解消を提言したことにより、累進配当を打ち出す企業は、今後も増えていくと考えられます。 配当金の増加を重視する企業に投資することで、安定した収益とリスクの低減を目指すことができます。 日経累進配当指数を活用することで、将来の財務目標を達成するための強固な基盤を築くことの一助になるのではないでしょうか。皆様の投資の参考になれば幸いです。 ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
三井 智映子(金融アナリスト)