【解説】「隆起」が“津波の防波堤”に 輪島市では約4メートル「隆起」
■国の想定モデル…約3割で30センチ以上の津波が「5分以内」に到達
中濱 災害担当デスク 「国は2014年に『日本海側』で大規模な地震が発生したケースの津波の想定を公表しています。 北海道から長崎県までの海岸線沿いに、たくさんの線が引いてありますが、これは60とおりの『津波』の断層モデルというのを作って、どれくらいの高さの『津波』がやってくるかっていう想定を表したものです。 これによると、北海道から長崎県までの173の市町村のうちの約3割で、30センチ以上の『津波』が5分以内に到達する、という予想になっていたんです。これ、速いんですよ。 また、30センチというのは…30センチといえど、足元をすくわれるような危険な『津波』なんです」 市來キャスター 「これまでの解説で見てきたように、日本海側の『津波』というのは、影響の範囲が非常に広く、今回の被災地以外でも人ごとではありません。これを機に皆さんも、備えを進めていただきたいと思います」