本庄「金鑚神社」で例大祭 地元小学校でおはやし体験、道の駅でPR活動も
金鑚(かなさな)神社(本庄市千代田3)の例大祭「本庄まつり」が11月2日と3日に行われる。2日間にわたり、9基の山車が市内を巡行する。 (本庄経済新聞) 【写真】本庄市立本庄東小学校の公開授業で小3児童がおはやしを体験 同祭りは、江戸時代には「奥のお九日(おくんち)」と呼ばれ、毎年9月29日に五穀豊穣と宿内繁盛を祈るものだったが、1874(明治7)年ごろ、現行の日にちに変更された。現在、山車は10基あり、うち8基は市指定文化財で、いずれも1872(明治5)年から1924(大正13)年までに建造された。「桃太郎、神功皇后、日本武尊、加藤清正など、人形を載せた絢爛(けんらん)豪華な山車が晩秋の中山道を巡行する様は、まさに時代絵巻きそのもの」と同祭り関係者は話す。 11月2日の午後には、各町が山車の引き回しを行う。3日午前11時に山車が同神社に集まり、12時10分から「御神幸祭」を行った後、山車が出発し、14時30分から駅前通りを巡行する。19時には、「はにぽんプラザ」(銀座1)に山車が勢ぞろいし、セレモニーを行う。 同祭りに先駆けて、市立本庄西小で9月30日に、市立本庄東小で10月26日に、小3児童は「総合的学習の時間」におはやしを体験した。 本庄東小では公開授業として行い、保護者や地域住民が見学に集まった。同小の木村健治校長は「今まで教室でお祭りやおやはしのことを勉強してきたと思う。今日は実際に(おはやし体験を)することができる。楽しい体験をしてほしい」と話す。小野塚律子教諭は「今日しかできない勉強。いっぱい話を聞いて、たくさんのことを学んでほしい」などと児童らに話した。同小での公開授業には、台町、本町(もとまち)、諏訪町の同祭りおはやし担当者らが参加した。 10月5日には、「道の駅ららん藤岡」でおはやしを披露するなどしてPRした。同祭り広報委員会の青木恵子副委員長は「ぜひ『中山道一の山車祭り』と言われている本庄まつりを見に来てほしい」と呼びかけた。 児玉地域の総鎮守「白鳩峯東石清水八幡神社」の例大祭「こだま秋まつり」も3日に開催し、2会場を結ぶ路線バスの割り引き券も発行する。
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