偏差値30から慶應大合格→コロンビア教育大学院のビリギャルが語る「勉強ができるようになるために、勉強よりも大事なこと」
「1年で偏差値を40上げ、現役で慶応大に合格した」として一躍有名になった“ビリギャル”ことさやかさん。さやかさんはその後、ウエディングプランナーなどの経験を経てコロンビア教育大学院に留学し、認知科学を学んだ。そんなさやかさんは、「目標を達成するためには、勉強法よりも重要なことがある」と話す。この夏に帰国したばかりのさやかさんに、“正しい勉強の進め方”を聞いた。
勉強法よりもまずはモチベーション
偏差値30から慶応大合格、30歳を過ぎてから英語を学び直し、コロンビア教育大学院への留学を果たした私の元には、「どうやって勉強すればいいんですか」といった質問がよく届きます。 断言します。勉強法よりも重要なものがあります。それがモチベーションです。「自分なんてどうせ無理」「そもそもなんで受験勉強なんてしなくちゃいけないんだろう」と思っている人は、どれだけ良い勉強法を知っていたとしても意味がありません。勉強のスタート地点は、モチベーションなのです。 たとえば大谷翔平選手。あれだけの野球センスと日本人離れした体格、並外れた努力が全部合わさっていまの大活躍があるわけですが、もし大谷選手が野球に興味を持たなければ、彼の持つポテンシャルはまったく生かされなかったはずです。どれだけ良いセンスや能力があったとしても、自分が「やってみたい!」と思えることがまず必要なんです。 そこからようやく、「どうやって勉強すればいいか」の戦略を立てる。効率の良い勉強法を知っておくことはもちろん重要ですからね。そして勉強に集中できるための環境をつくる。目標を達成するには、「モチベーション」「戦略」「環境」、この3つが欠かせないのです。
「自分ならやれる」と本気で思えるか
ではモチベーションをどうやって高めるか。モチベーションは、いまから言う二つの条件が揃わないと絶対生まれません。一つは「I can do it」と本人が思えるかどうか。要は期待値が高い状態です。期待値が低い、つまり難易度が高すぎるタスクを前にすると、モチベーションは湧きません。「自分は地頭が悪いから努力したって無駄だ」と考えてしまう人が学業で成功するのは、かなり難しいと言えます。 私に関しては、母親がずっと私のことを信じてくれていたから、どれだけ勉強ができなくても自分に根拠のない自信がありました。そして高校生のときに個人塾で出会った坪田信貴先生から、初対面なのに「君が慶応とか行ったら面白いよね!」と言われ、その日のうちに慶応を目指すことを決めました。 私の周りには「そんなの無理だ」「現実を見なよ」と言ってくる人がたくさんいました。でも、私は「周りはそう言うけど、なんか行ける気がする」と周囲の言葉に耳を貸しませんでした。 坪田先生も以前、こんな事を言っていました。「偏差値28くらいの素直な子が、一番伸びる」。逆に偏差値が50以上ある子とかのほうが、「どうせ無理」と挑戦する前から自己制限してしまうケースが多いとのこと。こういう子は自分なりのプライドがあったりして、失敗したくないセンサーが発動しやすいのだと思います。そうなると、なるべく失敗しない道を進みたがります。こういう選択の仕方をする人は、なかなか周囲の予想を裏切るような大成功を収めることは、難しいかもしれません。 一方で私みたいな偏差値30以下の素直な人間は、言葉を選ばずに言うと、アホすぎて(笑)理屈でなく感情で生きてるので、周囲がびっくりするくらいの目標を突然大声で宣言しちゃったりできるんです。目指してる山が遠すぎて、登るのがどれくらい難しいかの想像もつかないわけなので、「自分なんてどうせ無理だ……」と思うレベルにすら達していない。だから、「慶応」と言われても、「なんか自分なら行ける気がする」と思えちゃうんです。そして偏差値30だった私は、実際に現役で慶応大に受かりました。アホでよかった、と、本気で思っています(笑)。
小林さやか
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