「値段は日本の倍くらい高い」 ドイツ人が楽しみにしている日本食 母国との違いとは
世界中で愛される日本食。初めて日本を訪れたドイツ人は、母国でも人気の高まりを感じているという、ある日本の国民食に興味津々な様子でした。ドイツで売っているものとは違いがあるようです。それはいったい、どんな食べ物なのでしょうか。 【写真】ドイツでは「日本の倍くらい高い」日本の国民食の写真 ◇ ◇ ◇
初めての訪日 日本食も楽しみのひとつ
仕事で日本を訪れている、ドイツ人のニコラスさん。今回が初めての訪日で、休暇も兼ねて3週間ほどの滞在を予定しています。広島や京都、東京、富士山を観光するそうです。 「日本のイメージは、ごはんがとてもおいしいこと。あとは、電車が時間に正確なことですね」と話すニコラスさん。日本の食、文化、歴史に触れるのを心から楽しみにやってきたといいます。 とくに日本で楽しみにしている食べ物を聞いたところ、「おにぎり、寿司、刺身」と日本語で答えてくれました。 ニコラスさんによると、ドイツのスーパーマーケットでは近年、おにぎりがよく売られるようになったそう。パッケージには「ONIGIRI(おにぎり)」と書かれ、寿司やラーメンほどの認知度はないものの、少しずつ人気が高まっているようです。 「スーパーといっても、日本のようにどのスーパーでも売っているわけではありませんし、値段は日本の倍くらい高いですが、おにぎりがドイツで流行り出していますね」 日本の国民食であるおにぎり。バリエーション豊かな具材、味付けなどの虜になる外国人観光客も少なくありません。ニコラスさんによると、ドイツのおにぎりはサーモンや照り焼きチキンが使われていることが多く、主流ではないもののツナが入っているものもあるといいます。 「日本のほとんどのおにぎりって、ごはんには味付けがなくて、中に具材が入っていますよね。ドイツでは、ごはんと具材が混ざっていて、全体が同じ味のものが多いです。言うなれば、リゾットを海苔で包んだような感じです」 日本のおにぎりに関心を寄せるニコラスさん。滞在中にどんなおにぎりに出合えるか、楽しみですね。
Hint-Pot編集部